コーヒーは水分補給にならない？って、ホンマかいな！の間違い雑学シリーズ12【アシモフの雑学トリビア・豆知識】
宇宙空間は無重力？
多くの人が宇宙は無重力だと思っていますが、これは誤解です。実際、宇宙飛行士が「浮いている」のは、彼らが地球の重力によって引っ張られながら地球を周回しているからです。この状態を「微小重力」と呼びます。無重力でないと証明するために、もしも真の無重力空間にいたら、物体はその場に静止してしまうはず。しかし、宇宙飛行士が微小重力状態で実験を行っている様子を見れば、完全な無重力でないことがわかります。
サメは決して病気にならない？
サメが癌にならないというのも、よく聞く誤解の一つです。この神話は1980年代に広まり、サメの軟骨が癌の治療に効果があると信じられたことに由来します。しかし、実際にはサメも癌にかかることがあります。研究によって、サメの体内でも癌細胞が発見された例があります。つまり、サメは人間同様、病気になることがあるのです。
コーヒーは水分補給にならない？
コーヒーが利尿作用を持つため、飲んでも水分補給にならないという話を聞いたことがあるかもしれません。これは部分的に真実ですが、実際にはコーヒーも水分を含んでいるため、水分補給にはなります。コーヒーを大量に飲むと利尿作用が強くなりますが、適度な量であれば、体に必要な水分を補うことができます。だから、次回カフェで一息つくときも、安心してコーヒーを楽しんでください！
水は電気を通す？
「水は電気を通す」というのは一般的な誤解です。実際には、純粋な水（蒸留水）はほとんど電気を通しません。電気を通すのは、水に溶け込んでいる不純物（ミネラルや塩など）です。これらのイオンが電気を運ぶ役割を果たします。ですから、プールで電気ショックを受ける心配は、実は水そのものではなく、そこに含まれる不純物によるものなんです。
暑い砂漠では水を探すためにサボテンを切り開く？
映画やテレビで見たことがあるかもしれませんが、実際にはサボテンを切り開いても、飲める水はほとんど得られません。多くのサボテンの内部は、苦くて有毒な液体で満たされています。この液体を飲むと、むしろ体調を悪化させることがあるので、砂漠で水を探す際は別の方法を探した方が賢明です。
メガネをかけると視力が悪くなる？
「メガネをかけ続けると視力が悪くなる」というのは、よく聞く誤解です。実際には、メガネは視力を補正するためのものであり、視力が悪くなる原因にはなりません。視力の低下は、遺伝的要因や生活習慣、加齢によるものであり、メガネをかけることでこれらが加速するわけではありません。むしろ、正しく矯正することで、日常生活を快適に過ごせるようになります。
イルカは常に笑っている？
イルカの顔の形状から、彼らが常に笑っているように見えるため、多くの人がイルカが常に幸せであると信じています。しかし、イルカの「笑顔」は単なる顔の構造によるものであり、感情を表しているわけではありません。実際には、イルカもストレスを感じたり、攻撃的になったりすることがあります。だから、水族館で見かけるイルカの笑顔も、必ずしも彼らの心の状態を反映しているわけではないのです。
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