見出し画像

【フランス訪問記2025】 パリYARD訪問(2025/2/26)#58

さて、パリ散策をしながら向かった先は「YARD」です。メトロやバスを乗り継いで行こうとも思ったのですが、久しぶりのパリですし、歩いていて楽しい街ですので30〜40分歩いて向かいます。その「YARD」を経営している「Culinaries」(キュリナリー)についてご紹介します。

パリとはじめとし、世界各地に店舗を構え、レストランにバー、ボトルショップをも併設した「YARD」。この店舗を経営し、Sous le Végétalをはじめ、様々なワイン生産者との友情で繋がっているのが「Culinaries」です。

「Culinaries」(キュリナリー)が世界各地に運営するレストランやバーなどで使用するワインを名だたる生産者とコラボして特別なキュヴェを造ってもらったのがCuvées Exlusives Culinaries<キュリナリーシリーズ>です。パトリック・ブージュ(ラ・ボエム)やフォン・シプレとのコラボキュヴェは既に日本に入荷しています。他にもアンジョリーノ・マウレ(ラ・ビアンカーラ)やフランク・コーネリッセンともコラボしてるとか?

・人気生産者とのコラボが実現している。
・「Culinaries」(キュリナリー)オリジナルキュヴェを作っている。
・一定量を買い取るので、一般的なキュヴェよりもボリュームディスカウントが効いている。

これが「Culinaries」(キュリナリー)の大きな特徴です。実はその「Culinaries」(キュリナリー)のワインが一部日本に入ってきています。川越角屋酒店では前回のキュリナリーシリーズは全て入荷していますので、(ほぼ完売ですが後少しだけあります。)今回のYARDの訪問は楽しみにしていました。

パトリック・ブージュ(ラ・ボエム)がギリシャで醸すSous le Végétal シリーズをティスティングさせてもらいます。醸造の天才、パトリック・ブージュは引くて数多です。自社ブドウの収穫には毎年苦労しているようですが、良いブドウの生産者からのオファーが絶えないそうです。

OCTAVE 2023
ギリシャ サモス島のミュスカから

パトリックはこのプロジェクトの為に、8月は1ヶ月間ギリシャに滞在するそうです。他にも年に6回はギリシャを訪問するそうです。自社のブドウだって大事なのに、1ヶ月も出張するなんてパトリックの本気度が伺えますね。またなぜギリシャでパトリックなのかというと、オーベルニュと同じ火山灰土壌が特徴らしく、それでキュリナリーがパトリックに白羽の矢を立てたそうです。またパトリックの拘りとして、もし一つのキュヴェを6万本分つくるとしたら、他にマセラシオンのワインを1万本分作って発酵が進まない場合のリスクに備えていると聞きました。(マセラシオンを施したワインは発酵がスムーズに進みやすい。)

オクターブ23、ユプノス23、セレネ23などをティスティング。標高800mのところに畑があるそうで冷涼感があります。ワインを試飲しながらパリのワイン市場についても話を伺います。レストランでもバーでも赤より白の人気が高いそうです。またボトルよりもグラスワインの方が出るそうです。

Sous le Végétalのティスティングをさせてもらったあとは、賑やかに会食です。「Culinaries」(キュリナリー)のワインを含めたくさん飲ませてもらいました。

Bois Moisset / Les Bonnes Quilles Blanc 2022
Jean Louis Pinto / Es d'aqui M&M Rouge 2020
Cyril Alonso / Dolce et Cabanon Rosé 2023
Patrick Bouju / A La Natural Blanc
「Culinaries」(キュリナリー)オリジナルキュヴェ
赤は一度入荷しましたが、白もあったとは!!
Samos Blanc 1958 
1958のミュスカ!!!から作る甘口
食事もいっぱい食べましたが、これは食後のフロマージュ
クレーム・ブリュレ
YARDの二人

さて、たくさん食べて飲んで帰りはメトロですが、先述した通り僕は一人でエアビーですので、一同とは別方向のメトロに乗ります。ちょっと飲みすぎたので寝ないように、寝ないようにとしていたのですが、やはりウトウト。パリで夜遅いし危険です。やっぱり座ったらダメですね。半分くらい寝てたと思います。なんとか着いたと思ったら一駅乗り過ごしてました!慌てて(慌ててないフリをして)素知らぬ顔で反対方向のメトロに乗り込み、なんとか無事に帰りました。危なかったー。


いいなと思ったら応援しよう!