鴉山稲荷神社(からすやまいなりじんじゃ)川越
蝋梅の薫り見上げる空青し
1457年からこの地を守り続けているお稲荷様。川越蔵の街の中心部にありながら、地元の人にしかあまり知られていないパワーのある場所です。
川越城築の際に太田道真が、城の櫓から富士山の眺望を遮る森があったため森を伐採したところ、石祠を発見。そこには「源家勝平 怨敵退散、子孫繁栄、大願成就、守護、承安三 発巳天四月十七日 願主河島武盛」と記した祈願文が。これは吉兆の証だとなり、この地に仮宮を建立。
当時この場所は塚になっていて、烏が群生していたため、鴉山(からすやま)稲荷神社と名付けられだと言われます。現在ケヤキの大樹は切り株だけが残ります。地元の方に聞くと臼として引き取られたとのこと。伺ったときは蝋梅が満開で神秘的な雰囲気でした。
今日の場所はこちらです
鴉山稲荷神社(からすやまいなりじんじゃ)
埼玉県川越市仲町10-10