画家川田祐子ニュースレター@No.13ー2018-01【有料版】
昨年暮れに、近くのツルヤスーパーで、佐久の鯉の切り身を買って来ました。ネットで調べてみると、この地域の郷土料理「鯉こく」のレシピあり。レシピと言っても、とても簡単。鍋にぶつ切りをそのまま放り込み、多めのお水を差して調味料は酒とお味噌(西京味噌仕立てにしました)のみ。冷蔵庫にあった大根や人参も入れ、1時間半、ストーブで煮込んで出来上がり。
鯉のウロコ模様を見たときは、何となく食べ物ではないように思えて、恐る恐るという感じでしたが、プリプリの身はしっかりとした歯ごたえがあり、脂のよく乗ったコクのあるスープを堪能することが出来ました。お正月三ヶ日は、お鍋にご支援で頂いたお餅を入れて、美味しく頂くことが出来ました。
人に聞いた話ですが、今や高級食材は魚なら「鯛」となっていますが、江戸時代以前は、高級魚と言えば「鯉」、鳥は「鶴」だったそうです。「鶴」を食べるのもとても抵抗がありそうですが、以前個展をよく見に来て下さった人に「鶴味(つるまい)」さんという苗字の人が、やはりそういう由来を教えて下さったことがあります。が、こちらは未だに食べた経験はありません。
ただ「鶴」といえば「亀」。昔し、父の遺言で小笠原に行った際、父島でウミガメのお刺身を食べたことがあります。これもかなり抵抗がありましたが、赤身のお肉は、とても野生的で牛肉のタタキのような弾力と深みのあるお味でした。
作家が食した食材は、作品にいかに影響を及ぼすでしょうか(苦笑)?
今月号のご挨拶は、おめでたい食べ物尽くしで、新年のご挨拶に代えさせて頂きました。
皆様の今年一年のご多幸をお祈りしながら。
画家 川田祐子
青雪路
2017
watercolor on paper
画:54.5x37m
紙:56x38cm
作品詳細:https://kawadayuko.jp/atelier-gallery/product/seisetsuro/
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画家川田祐子のニュースレター2018年ーNo.13〜24
女性の画家がこの時代に生きて活動する、ある1年間の記録。2018年に毎月1回、独自配信した「画家川田祐子のニュースレター」をまとめたマガジ…
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