2017年に毎月1回、独自配信した「画家川田祐子のニュースレター」をまとめたマガジンです。
長野市から軽井沢町に引っ越しをし、春夏秋冬と移り変わる自然との対話、日々の生活の中で…
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記事一覧
画家川田祐子ニュースレター@No.10ー2017-10【有料版】
このところ毎日雨が続いています。サンルームで過ごす時間が短くなり、窓の景色もモヤの向こう。ふと窓を見上げると、隣の2階の軒先に働き者のスズメバチたちが飛び回っているではありませんか。私を含め近隣の人たちが気づいた時には、もう直径50cm以上の大きな巣を作りあげていました。しかし、その造形の何と見事なことか、ミラクルの何事でもありません。毎日アトリエの窓からその様子を見上げて、一体どのような巣作りの
もっとみる画家川田祐子ニュースレター@No.11ー2017-11【有料版】
よく晴れた朝、空から雨のように落葉がありました。
軽井沢でよく見かける落葉針葉樹のカラマツでした。
傘なしでは歩けないほどの勢いでしたが、
しばらくして止んだので、外を歩いてみると、
これまで豊かな雑木林が、すっかり空き地になっていて、
遠くの景色まで見渡せるようになっていました。
これまで隠されていた細かい枝ぶりが、
青空の下で銀色に光っているのでした。
余計なものが剝ぎ落とされて、風通しがよく
画家川田祐子ニュースレター@No.12ー2017-12【有料版】
ツピーと鳴くシジューカラたちが、昼間の暖かい日差しを浴びた冬枯れの枝に集って来るようになりました。スズメのように小さいのですが、黒、白、グレーのシックな姿です。毎朝外は零下6度くらいまで下がりますが、このところの快晴の透き通るような青空に、元気に羽ばたいて行く姿を楽しむことが出来ます。
日に一度は、キジの鳴き声も聞こえて来ます。寒くとも、生き物は活発に命を燃やし続けます。軽井沢の冬は長野市内より