【出版のリアル28】独自性はストーリーとキーワードで出す
出版企画の設計図=「マスト5D」。
誰が?誰のために?どんなことを?どんな方法で?独自性は?
――今回は「5D」の5番目、
企画に独自性(オリジナリティ)を出すことです。
言い換えれば、
あなたしか書けないこと、
あなたしか知らないこと、
あなたしか伝えられないことです。
つまり、類書と差別化できるポイントです。
出版を考えるあなたは、
何かの分野の専門家であり、
多くの経験と実績があるはずです。
その実績は、あなた独自のものではないでしょうか。
・実績の具体的な中身
・実績を積むまでの足跡、ストーリー
この2点は、すべての方が
オリジナリティを持っているはずです。
自分のオリジナリティを探す作業は、
この2点を詳細に言語化することから始めましょう。
ただし、有名人ではない限り、
単なる自伝では売れません。
自伝的要素はあくまで
独自性を出すための“ツール”と考えてください。
あからさまな言い方ですが、
よく見れば他の本と同じコンテンツでも、
違う表現であれば、
それはオリジナリティになります。
・表現の仕方
・まとめ方
・実行する方法
これらを工夫するのです。
ここで前回までに説明した
「目次のTTP」(徹底的なパクリ)が効いてきます。
その作業を通して、類書との違いがわかっているからです。
「〇〇メソッド」「××法」「3つの○○」など、
あなたのノウハウを
一言で言い表せる言葉(キーワード)があると、
なお効果的です。
タイトル候補にもなりますよ。
「出版界のおやっさん」こと、業界歴38年のプロデューサーです。企画書作りから、執筆・宣伝ノウハウまで――商業出版の著者に必要な知識をメルマガで毎日、解説中です。ご登録はこちらから。
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