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心温まる作品が好き

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

東京読書倶楽部の読書会では、最初の自己紹介にて「よく読む本のジャンル・著者」を伺っている。

まずはアイスブレイクとして。それから主催者として「この人はどんなジャンルの話が刺さるか」は聞いておきたい。

私自身、よく読む本のジャンルを聞かれたら、『心温まるハートフルな物語』が好きと答える。

具体例を挙げるとするならば、瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」とか、小川洋子さんの「博士の愛した数式」など。

なるべく人が亡くなる作品は避けたい。読むとしても「残虐な死を迎える」のではなく、「安らかなる死を迎える」方が良い。

梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」とか、湯本香樹実さんの「夏の庭」とか。

と言うのも、私は本を読んでいると、どうも感情移入をしすぎてしまう節がある。

このあいだも、サリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読んでいた頃は、あまりに心がクサクサしてしまい、周囲の人々の嫌な点ばかり目に付く始末。

だからだろうか。物語にはハッピーエンドを望むことが多い。

辛い目にはあったけれども、私は元気です。そう言えるような作品に触れていると、気持ち的にも温かくなる。

もちろん、辛いことを経験するからこそ、何も起こらない平凡な一日に有り難みを感じるのも、また正しい。

だけど、本を読んでいる間くらいは、心安らかな気持ちでいたい。

私にとって読書とは、カタルシスな側面が強いのだから。それではまた次回!

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川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家
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