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京都探訪記 ~森見登美彦風~

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

京都旅行2日目。とは言え、どこに行こうかという予定はない。

まぁ何をするにも、まずは腹ごしらえから。森見登美彦さんの「熱帯」や「夜は短し歩けよ乙女」に登場するのもあって、進々堂でパンを食べる。

景気よくパンは食べ放題コース

「何もしない」ために来た手前、あまり予定を詰めて行動したくらない。宿泊先近くの北山駅から、ぶらぶら散策することにする。

開園100周年らしい「京都府立植物園」を歩き回り、鴨川デルタ近くの亀の飛び石に座り、足を濡らしながら本を読む。

京都大学のオープンキャンパスに乗じて「京都大学総合博物館」を入館料タダで見て回り、大学近くの「カフェコレクション」でたらこスパゲティを食べる。

カフェコレクションのたらこスパゲティ

ちなみに、カフェコレクションは森見登美彦さんの「四畳半神話体系」に登場している。(あとは「猫ラーメン」を食べたいね)。

これまで森見登美彦さんや万城目学さんなどの、京都が舞台の作品を読み耽っていたのは、京都旅行のためだったのは内緒である。

その後、平安神宮前の骨董市をぶらぶら見て歩き、「京都国立近代美術館」で芸術にも触れる。

いやはや、東京でも出来ることを、わざわざ京都まで来てやっている感じ。最高ね。

そうやって何もしないでぶらぶらしているうちに、これはどうやら面白く生きるほかに何もすべきことはないようだといいう悟りを得た。

森見登美彦「有頂天家族」52頁より抜粋

面白いところがあるから面白いのではなく、何もなくても面白いところを見出だせれば、どこにいても楽しく過ごせるであろう。

まぁ私のような「余所者」からしたら、京都というだけで大分楽しいものばかりだけど。

まぁ東京だって楽しいもので溢れているはずなのに、それに気づかなくなっている自分の感性が鈍っているのかもしれない。

たまには遠く離れた場所に来るのも、やはり良いものなり。それではまた次回!


※ 久々にテレビをつけたら、「南海トラフ地震」の臨時情報をお見かけしました。1月に続いて不安が募るばかりです。

地震のあった地方の方がおりましたら、お気をつけてお過ごしください。

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