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「何読んでるの?」に対する最適解
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
移動中などに本を読んでいると、友達から「何読んでいるの?」と聞かれることがある。私は未だにこの質問に対する最適解がわからない。
著者とタイトルを伝えるのだが、大抵「ふぅん」という返答ばかり。いや君が聞いてきたんじゃろがい、もっと興味もてやと思ってしまう。
いやいや、私でさえ知らない本ばかりなのだ。たまたま知らない本だったかもしれない。だが、最近書店であんなに平積みにされているのに、どうして知らないのだろうか…?そんなことが頭をよぎる。
しかし、相手が興味持って、それってどんな本?と返されても、それはそれで困ってしまう。大抵の本は読みかけの本であるため、この本がどういう本なのか説明するのが難しい。
短編集なら読み終えたところを伝えられるが、長編だとまだ起承転結の起しか読み進めていないことも多い。この後どんな展開になるのかもよく分かっていないのに、変なことは言えない。
読んでいる本について堂々と語る術を習得していないため、どうしてもこの本の魅力を伝えられない。
かと言って巻末のあらすじを語るのも味気ない。それこそ「へ〜」で終わりかねない。
とは言え、別に今読んでいる本を是非読んでほしいという話でもないから、そんなに熱心に伝える必要もないのだが、どうも聞かれたからにはしっかりと答えたいという意志が芽生えてしまう。
ビジネス書とか仕事術系の本だったら伝えやすい。タイトルと目次を伝えれば、概ねこういう本を読んでいると伝えられる。
最近の流行りと言うか、よくあるパターンの「転生したら〇〇になったので☓☓で△△してみた」みたいなやたらと長いタイトルも、一言で説明する分には丁度いいのかもしれない。
だが小説だと漢字2文字のタイトルもある。「氷点」とか「邪魔」とか。奥田英朗さんの「邪魔」を読んでいるよと言っても、大抵「ふ〜ん」で終わりだろう。いや、長ったらしいタイトルでも同じかもしれないが。
タイトル言っても伝わらない。内容もそこまで話すことができない。途中だから是非オススメとも言い難い。一体何を語れば良いのだろうか。
いやまぁね、相手はそこまで興味持って聞いてないことの方が多いかもしれないけれども。ただ本読んで孤立している私に、気を使って話しかけてくれているのかもしれない。
だとしたら私はこう言いたい。「お構いなく」。
それが私なりの最適解である。それではまた次回!
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