見出し画像

雨の音を聴け

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

急な雷雨は読書家の天敵。自分が濡れるよりも、本が濡れると大分ヘコム。

雨宿りしようにも、大抵考えることは皆同じである。カフェは満席、床屋も長蛇の列。

雨宿りしながら本を読むのもオツではあるが、吹き込むような雨だと本が濡れてしまう。

かといって、最寄り駅から自宅までの十数分を、タクシーを使うほど金銭的な余裕はない。さっさと折り畳み傘を買えという話ではあるが。

そのため重要なのは、この雨はあとどれくらいで止むか見極めることである。

1時間待てば止む雨なのか、それとも強行突破してでも帰るべきなのか。

その感覚を掴むには、雨の音を聴くと良い。

人間の聴覚は、結構繊細に出来ている。工場の現場作業で、機械のメンテナンスを通じて経験済みである。

例えば、「ザーザー」「バラバラ」とする音ならば、比較的早く止む可能性が高い。

その上、風が「ビュービュー」吹いているならば、すぐにでも雨雲をどこかへ追いやってくれるだろう。

逆に「パラパラ」の雨だと、なかなか止みにくい。1時間以上待っても、同じように降り続ける可能性が高い。

その時は、多少身体が濡れても家に帰る。これ以上天候は悪くはならないだろうと。

怖いのはお天道様が「ゴロゴロ」言うときである。気まぐれに雨を降らすものだから困りものである。

雨の音が「ポツポツ」「シトシト」になれば、歩いている内に止むだろう。

こうやって雨の音を聴いて、帰り時か否かを感じる。それが大事。

そして気づく。「雨雲レーダーを使えばええやん」ってね。それではまた次回!

この記事が参加している募集

今日もお読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、東京読書倶楽部の運営費に使わせていただきます。