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後の役に立つ悩み

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

今日は9月30日。明日からは10月で、早いもので今年も残り四半期である。

気が早いかもしれないが、はてさて、今年は有意義な1年を送っているだろうか。

振り返ってみると、年始に立てた10の目標は、4つは達成している。

「京都一人旅(2泊以上)」「フォトブックを作る(個人用)」「月1で美術館・博物館に行く」「海に行く」は達成している。

大事なことは、ひとまずは「できたこと」に○を付けることさ。

とは言うものの、月日が経つのはあっという間である。

仕事の時間もすぐに過ぎていくのは、それだけ「仕事が楽しいから」だと思いたいけれども、このまままもなく30代かと思うと、色々考えなくもない。

先日、読書会に参加されていた常連さんが、今後のことを考えて実家の方へ帰るため、参加するのは今日が最後だと語っていた。

当たり前だが、両親だって歳を取るわけで、いつかは必ず来るわけで。心配や悩みの種というものは、考えると尽きることがない。

何故、人間は、悩むのだろう。いつか役立つからだろうか。だとしたら、役立てるということを学んで行かなくてはならない。しかし、後に役に立つ程の悩みなんて、あるのだろうか。

山田詠美「ぼくは勉強ができない」より抜粋

結局のところ、人生において、「後に役に立つ程の悩み」なんてあるのだろうか。

否、悩んだところで状況は変わらない。

悩みってのは、やるかやらないか、やりたいかやりたくないかを先延ばしにしているだけではなかろうか。

それゆえに、悩む前に行動するのが大事かもしれない。じゃあ今何ができるか、悩むのではなく考えることが、大事なのだと。

だけど案外、その時になれば分かることも、あるだろう。将来の悩みを、今考えたところでしょうがないではないか。

「とりあえず、なんでもあした、考えればいいのよ。明日になれば、耐えられる。……だって、あしたは今日とは別の日だから」

マーガレット・ミッチェル「風と共に去りぬ」新潮社 より抜粋

悩みごとに、押し潰されないように、生きていこう。それではまた次回!

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川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家
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