ひとり、気楽な生き方
川口市出身の自称読書家 川口竜也です!
休日は一人美術館を訪れたり、映画を観に行ったり、本を読んだりと文化的な日々。
もとより一人で過ごすことが気楽に思えるタイプ。出掛けるからと言って、友達に連絡しようという考えが端からない。
そういうことを言うと、「私もたまには一人でいたい時間もあるよ」と知り合いから返されることはある。
でもなんだろう。「たまには一人でいたい」という考えと、私が「一人で過ごすほうが気楽」というのは、若干違う気がする。
むしろ、真逆かもしれない。友達が多い人が「たまには一人でいたい」と言うのは、私が「たまには人に会いたい」と思うくらい逆なことと思われる。
大前提、私は集団行動が苦手である。大人数で集まっているとき、一人だけ違うことを考えているような感覚に陥る。
それでよく読書会を主催しているなと、我ながらいつも思う。
強いて要因を挙げるとしたら、適切な距離感を保っていることだと考える。
読書会という時間は楽しく過ごす。でもその関係はあくまでも主催者と参加者。個人として仲良くなろうという気持ちは少ない。
もちろん、主催者の意図や目的によって、その辺りの関係性の築き方は異なる。読書会という垣根を超えて仲良くなろうという人も、もちろんいらっしゃる。
それに、せっかく本で知り合った間柄なので、読書会をきっかけに友達になれたのならば、素晴らしいことだと思われる。
ただ、何でもかんでも繋がりをつくろうってのは、個人的には疲れてしまう。
先日読んだトーベ・ヤンソンの「ムーミンパパ海へいく」講談社にて、人付き合いに関するいい言葉を見かけた。
会社の先輩からの評価。「川口さんは良くも悪くも社内政治に向いていない人」は的を得ている。
社内政治を考えるほど、社内の人間関係に気を配ってない(そもそも巻き込まれるような立場でもない)。
誰と仲良くなったら得だ、そのために〇〇さんと食事に行くだ。そんなことを考えるなら、午後の仕事のために寝ておきたい。
目の前の仕事をこなすことで精一杯で、悩む暇などない。仕事も読書会も同じ、とにかく目の前のことに集中する。
そう言うとちょっとカッコいい気もするが、内心は社内政治ができない、そういう生き方なんですよって。
それもまた一つの生きかたですよね。それではまた次回!