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「趣味は読書」です。

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

突然だが、私の「趣味は読書」である

自己紹介で「趣味」を聞かれたら、高頻度で「読書です」と答える。

別にそのことに対して、自慢だとか自信だとか、プライドがあるわけではない。

色々な考え方はあれど、『趣味』は余暇時間の使い方の1つである。

単純に消去法で考えたときに、一番妥当だと思えるものが「読書」だったに過ぎない。

その事について、色々な考えてみた次第。

消去法で「趣味は読書」になった

消去法で考える上で、まずは他に趣味と呼べそうなものを挙げてみた。

まず『芸術鑑賞』とか? 月に1度美術館に訪れる程度を「趣味」と呼んでいいならね。芸術に関して、全く詳しくないのお墨付きで。

『カメラ』もそうかな。たまの旅行やお出掛けに、ミラーレス一眼をぶら下げている程度を「趣味」と呼んでいいならね。

あとは『料理』も好きである。ただ趣味と言うよりは、生活の一部と言うべきか。そりゃ美味しいものを食べるためにご飯を作ることはあっても、大前提は生きるためだ。

そうなると、一番まっとうな「趣味」と呼べるものが『読書』な気がする。

他の「趣味」だと思っていることの中で、一応ほぼ毎日、余暇時間に楽しんでいるものとして、妥当な線かと思われる。

読書が『趣味』でないならば

逆に私にとって読書が『趣味』でないならば、一体何に該当するだろうか。

読書を「特技」と呼べるほど卓越した読み方や、スピードで読んでいるわけでもない。ただ楽しむだけに本を読むことが多い。

そうなると、私にとって読書は「勉強」や「自己投資」のためでもない。そういう時期もあったけれども、今は心揺さぶるフィクションばかり読んでいる。

当然、読書は「仕事」でもない。仕事で本を読むことはあっても、それはWebライターとして記事を書くためであって、本を読んでお金をいただく仕事はしていない。

では「生活の一部」か? いやいや、流石に日常動作の一部になっているかは自信がない。疲れて活字から離れたい日だってある。

そうなると、楽しむ目的で本を読むことが多いのだから、やっぱり読書は『趣味』な気がしてならない。

これもまた、消去法で考えた結果である。

「読書は趣味です」よりも…

そんなわけで、「趣味は読書です」と言うことに対して、自己意識の高さがあるわけではない。結果として残ったものが「読書」だったに過ぎない。

むしろ、自称「読書家」を名乗っていることの方が、よっぽど自信家の表れである(笑)

これに関しては、「お前ごときが」と言われても構わない(実際言われたこともある)。

とは言え、他の誰かに「読書家とはこうあるべきだ」と言われたとこで、そもそも「読書家」になるために明確な条件があるわけでもないではないか。

何冊読めば読書家だとか、どういう読み方をする人が読書家なのか。資格や条件もない、定義自体が曖昧なものなのである。

だからこそ、名乗ったもの勝ちなのである。読書家の定義が曖昧な以上、それを否定する根拠はないのである。

そりゃ詭弁かもしれないよ。ほら私、森見登美彦さんの作品好きだからね(笑)

だが私のことを書き表すとするならば、村上春樹さんの「一人称単数」文藝春秋のセリフが、最も的を得ている。

僕は「読書家」と言えるほど系統的に緻密に本を読んできた人間ではないが、活字を読んでいないことにはうまく時間を過ごせない人間の一人だ。

同著 96頁より抜粋

私は本を緻密に系統的に読むわけでもなく、著者の意図や真意を理解しようとせず、ただただ読みたいがままに読んでいる。

私はただ、本を読まないことには上手く時間を使えないだけである。

これを『趣味』以外の何と言う?

仮に「読書より普通にフットサルが好き」とか言ったならば、流石に「二度と読書家を名乗るな」と言われそうだけれどもね。

趣味に「先入観」は付き物

ただ思い返してみると、我々は趣味に対して何かしらの先入観を持っているものだろう。

例えば、趣味を『サーフィン』や『スノーボード』と語った人を、その印象だけで陽キャなんだろうなと思ったり。

『食べ歩き』や『筋トレ』が趣味だと言ったら、字面を見ただけで、その人の体型を思い浮かべはしないだろうか。

特に『読書』に対しては、昔からの考え方が固定観念として強すぎる気がしてならないのは、私だけだろうか?

「偉そう」だとか「頭良さそう」だとか、なせが昔の文学者か教養人かのようなイメージが強すぎるのではなかろうか。

まぁ、本を読むだけで「自信があるんですね」とか「偉いですね」とか言われるのならば、悪いものではない。

私の読んでいる本が、得るものや教訓の全くない物語を読んでいたとしてもね(笑)

ただ、先入観に囚われすぎて、自分や相手のことを「こういう人間なのだ」と決めつけることは良くないだろう。

中には、「趣味は読書」であることに、優位性を持っている人もいるかもしれないが、別にそんなことは、つゆほども考えていない人もいるのである。

それでも「自信があるのですね(^^)」と言うのであるならば、それで良いです。

私の「趣味が読書」だからと言って、おそらく誰にも迷惑は掛けてないのだからね。それではまた次回!


※ 追記
書き終わった後に、そこまで考えた上で、やはり「趣味は読書だ」と言い張ること自体が、「偉そう」に捉えられかねないなと、少し反省している。

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川口 竜也 / 川口市出身の自称読書家
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