北海道旅行記〜流氷編②〜
流氷を人生で一度も見たことがなかったのですが、
そんな流氷に見たり乗ったりしてきました!
流氷ウォーク
今年はすごい寒波が来ていたおかげか、ロシアからの流氷があまり溶けることなく北海道の知床までやってきたそう。
そんな噂をききつけて、流氷の上を歩けるツアー。その名も『流氷ウォーク』に参加してきました。
一年のうち知床で1ヶ月半しか体験できないという流氷ウォーク。
まずはインストラクターの方と知床の道の駅で待ち合わせ。
最初に言われた事は「はい!じゃあ死んでも責任取れませんよって言う同意書になります!サインお願いしまーす!」
…今サラッとすごいこと言わなかったか??
まぁ、インストラクターの言うことをちゃんと守ってれば安全との事なのでね、大丈夫なんでしょう。
とりあえずサイン。
その後、絶対に沈まないドライスーツを着ます。長靴と繋がった頭まであるダイバースーツのような物で、これを着ていればまず沈む事はないとの事。
しかもあったかい☺️これなら氷の中にぶち込まれてもやっていけそうです!
ドライスーツに着替えたら、いざ車で流氷が来ている海岸までGO!!
一面氷景色
私が最初イメージしていた流氷は前回の記事で書いたような海の上を鱗のようにぷかぷかと浮かぶ氷達でした。
そのため初めて流氷ウォークと聞いた時は「え、人が乗ったらしずまないか?」「結構マリオばりの運動神経が用されるのでは?」と思っていたのですが。
さすがロシアからオホーツク海を渡ってきた百戦錬磨の流氷。
想像よりも遥かに分厚く。もはや氷の浮島。
しかもそれが波に揉まれて氷同士くっついたり、乗り上げたりしながら海岸に打ち上げられています。なので海岸に着くなりこれはどこまでが陸地なんですか?という一面真っ白な氷の世界。
インストラクターさん、足場の悪い氷の上をどんどん歩いていきます。それについて行く私たちツアー参加者。
インストラクター「なるべく安全なところを歩くのでね!私の後をちゃんと歩いてきてくださいね!じゃないと薄いところを踏んでしまって落ちちゃいますから!」
oh…
みんな必死に一列でついていきます。
この時ばかりは一緒に参加したちょっとチャラめの兄ちゃんも黙って後をついていきます。
まるでドラ○エのよう。なんだか世界が少し平和になった気がしました。
浮いている氷と言うことを微塵も感じさせない、人が10人乗ったくらいじゃびくともしないような流氷ですが、氷と氷のつなぎ目の部分など少し氷が薄い部分があります。
そこを歩くとパキパキ…ポキポキ…
氷にヒビが入って行く音がします。
((((((((正直こわすぎる)))))))))
実際にはドライスーツを着ているので、もし海に落ちたとしても落ち着いて浮いていればインストラクターさんが助けてくれるんですが、それにしたって立ってる地盤が揺れたし沈んだりしたら怖いですよね。
でも歩いてるうちにだんだん慣れてきて、浮いている氷を踏んで流氷から流氷に渡れるようになってきます。
しばらく歩くと…
信じられます?これ全部流氷なんです。
↑こんなに分厚い氷の板が重なっていると考えると、そりゃこんだけ安定した足場にもなりますよね。
流氷風呂
んな氷の上をしばらく歩くとインストラクターさん
「はい!じゃあこの辺で流氷風呂に入りたいと思います」
ん????
おもむろにこの辺がいいかなあとか言い出し、足場を確認…そして。
「ここ入れますよ!」
ん????(2度目)
とりあえず訳もわからず絶対に沈まないと言うインストラクターさんの言葉だけを信じて入浴。
人間の文明(ドライスーツ)ってすごいーーーっ!!
全く沈まない。なんなら髪も濡れない。
そして何より寒くない!
調子にのってどんどんいろんな所に入浴
大自然を満喫。
ドライスーツさえ着ていれば、顔を水につけたくない夏のプールサイドガール達もワッキャワッキャと入水できるのでは??(多分そうではない)
とにかく大はしゃぎな私。
帰り道に使う体力を残すことを忘れ。
はしゃぎまくったおかげで、次の日筋肉痛になるとはこの時微塵も考えていませんでした。