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調理実習〜管理栄養士2年生〜

⚠︎ヘッダーの写真は実際の調理実習風景です

1人分のご飯を作るのに1時間かかります。では90人分のご飯を作るのには何時間かかるでしょうか?

答え:頑張って3時間くらいにする

大量調理実習こと「給食ってこうやって作ってくんだよ実習」

その調理風景を少しお話ししたいと思います。

まず、この実習では90人分の給食を使っていきます。

給食を作るにあたって、材料は前回

https://note.com/kawabee0714/n/nf7a50cff3d99

で話したように計算します。

その次に必要なのは作業工程を考えることです。

そりゃみんなで「ヨーイドン!」て作り始めたら誰がなにをしたら良いかわかりませんからね。

そして、この時大事なのは人の流れを考えることです。

例えばサラダを作るとします。
サラダに使う野菜は盛り付ける前に切らなきゃ行けませんね?

でも、その前に洗わなきゃ行けません。

そしてこの洗う作業も水でジャーではなく。

水で汚れを落としてから次亜塩素酸の液体につけます。濃度を変えて2度。消毒ですね。そして次亜塩素酸を流して完了。

そして野菜を洗う部屋と調理する部屋は完全に分け、人は 洗浄室→手洗い→調理室 の一方通行のみ可能で、往復することはできません。

わかる!?つまり…めんどくさいの!!!!!

調理風景は

まず、調理の先生がずっと怒鳴ってます。

そりゃ昼迄に終わらせなきゃ食券買ってくれたみんなに食べさせられませんからね。焦ってるんでしょう(他人事)

「そこー!炊飯器のスイッチいれて!!!」「このスープ管理してる人誰ー!!?」「にんじんは半月切りでしょ!!!!」「野菜の炒め物は出来上がったら早めに火を消す!!!」「中心温度測りなさい!!!!」

こんな感じのことをずーーーっと言ってます。大変そうですね(他人事)

ちなみに中心温度というのは食材を加熱調理した時に測る中心の温度のこと。ちゃんと火が通ってないと中が生焼けだったり、菌がちゃんと死なず食中毒を引き起こしたりしますからね!!

食材は75℃で1分以上の加熱が基本で、温度計(体温計の先っぽが針みたいなやつ)で食材にブスッと刺して中の温度を確かめます。

2枚貝とかは90℃で90秒以上…こういう温度管理も国試に向けて覚えていきます。(そのほかにも冷蔵庫の温度とかも覚える)

覚えてる中心温度パニックとしては

しらすの混ぜご飯を作る時、しらすを少しフライパンで炒って混ぜよう!となり、私がフライパンで炒りました。

さぁ!加熱したんだから中心温度を測るぞ!!

…………しらす小さ過ぎて刺せへんやないか!!!!!

しらすの中心温度……しらすの中心温度…ちゃんと測らないと怒られる……

しらすを一ヶ所に集めて(砂場の山みたいにして)中にプスッ……

そんなことしてたら後ろから

先生「しらすは中心温度測らないよー!!!!!早く混ぜないとしらすボロボロになっちゃうよーー!!!!」

かわ子「っっっっっっですよね!!!!!!イエスマム!!!!」

しらすをかき集めて温度を測ろうとするほど現場は混沌としてます 。(私だけか?)

そんなこんなで厳しい衛生管理のもと

楽しくお料理❤️

とは程遠い給食調理が行われるのでした。

最後まで読んでくださった方!!!
喉がカラッカラの時に水をくれた方へと同じくらい感謝します!!!!!!!