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【美容】爪先を整える
かつては「手がきれい」とか「爪の形がきれい」と言われたこともある私だが、それはもう過去の話。
毎日素手で食器を洗い、手洗いし続け、年齢を重ねてくると、びっくりするくらいしわしわになった。
気づいたらささくれだらけだったり、水分がなくなってつっぱる感じになっていたりする。
こまめにハンドクリームを塗るなりなんなりすればいいのだが、塗った途端また何か洗ったり、トイレに行きたくなったりしてしまう。
その後、また濡ればいい話なのだが、そもそも塗る習慣がついていないから、一度塗ったことに満足してハンドクリームの存在を忘れてしまうのだ。そして、ふとしたときに爪先を見て、「うわぁ…」とげんなりする。
普段なら「ま、いっか。面倒くさいし」と放置するところだが、幸いにも今は時間がある!
ということで、ネイルをしてみた。
と言ってもネイルサロンに行ってきれいに整えてもらってから塗る、というわけではなく、ドラッグストアで買ってきた好みのマニキュアを塗っただけ。
当然爪の手入れなんてしてないから甘皮はあるし、ささくれもある。
でも、やるのとやらないのとじゃ全然違った。
せっかく爪をキレイに塗ったし、甘皮の手入れもしたいし、ささくれもなんとかしたいなと思うようになったのだ。
ひとつ行動したことによって、それをきっかけにもうちょっとできることをやってみようという気持ちが生まれたのである。
せっかく塗ったから落とすのはもう少しあとにして、次に塗るときは甘皮の処理をちゃんとしよう。
ささくれも気になるから、それまでに少しでもキレイになっているように、手を洗ったらハンドクリームを塗ろう。
そう思っているし、なんと今、この私が忘れずにハンドクリームをこまめに塗っているのだ。
自分でも驚く変化だった。
仕事を始めたら爪に色なんてつけていられないだろうからと、400円のネイルひとつ買うのに2回もドラッグストアに行って自問自答した甲斐があったというものだ。
子どもに「かわいいね~」と言われて、気分もルンルン(←昭和的表現)である。
ちなみに夫は想定通り、あっさりした反応。
(「マニキュア持ってたことすら知らなかった」と言われてしまった。いや、持ってなかったけどね…)
5000円もらっているお小遣いの中から、今はSwitchとあつ森ソフト代を自主返済中で(あと24000円も残ってる…)、noteプレミアムの料金や和楽器バンドの会費もあるし、基礎化粧品やコスメ、書籍代もとなると、400円のマニキュアでもめちゃくちゃ悩むよ。
ちょっと前の私だったら「買っちゃえ-!」って、家計から出してたと思うけど(おい)、今はお小遣い設定してその中でと固く誓ったから、本当にいるの? 使う? ちゃんと塗る? この手に塗ってどうなるの? って、マニキュアの棚の前で考えて考えて考え抜いて、ようやく買った。
結局、マニキュア2本とリムーバーを買って1200円+税。
その他にも一緒にアイブロウペンシルとマスカラを買ったから、積み立ててた美容費は底をついたけど、買ってよかった!
しわのないキレイな手にはなれなくても、無理のない範囲でお手入れしてそれなりの手で暮らしていきたい。
高額なお金をかけなくても、たくさんの時間を割かなくても、自分のできる範囲で自分のメンテナンスを楽しむなんてちょっと優雅な気持ちになれる。
たくさんお金と時間をかけなくても、自分でやれる範囲でメンテナンスしていけばいいんだなぁと改めて思った。
年相応に小綺麗に歳を重ねていきたいから、まずは爪先のお手入れを習慣化することを決めた、そんな日でした。
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「面倒くさい」が口癖のアラフォー主婦。節約・時短・効率化で小さな暮らしを目指す1児の母。人生最後のダイエット中。家事・育児・暮らしのことな…
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