宇宙、すごいよね!(アホの言い草)
ときどき宇宙とか時間のことについての物理学の本を読んで、「キィー! 完全に理解したわ!」(サッパリわからん!)ってなるのが好きです。昔からぼんやりとは好きだったんだけど、やっぱり『三体』を読んでえらく感動したのが大きいかな。
前に『時間は存在しない』の感想記事を書いた時も……あれ、ひとつも『三体』について触れていない? この頃には少なくとも2部作めを読んでるはずなんだけど……。というか『三体』の感想も書いてないし。いろいろとどうなってるの? あの頃の自分、あの頃の時間……存在しない……?
歳を重ねると、なんでもない日常に不思議が散りばめられていることに気付けていいですね! そんなわけで宇宙の不思議について読んだよ!
感想をひとことで言うと「深まった!」 いやー、深まったよね。すごく深まった。完全に深まったわ……。
わりと容赦ないな! いままで読んだ本より入門向けと思いきや、ちゃんと理論的なグラフを提示されたりして、その都度「ほほう……」(わからん)となったけど、しっかりと説明されるので、実際深まりました。
・宇宙の膨張について
ついつい、「宇宙の"外"ってどうなってるの?」と思ってしまうのですが……。
なるほど、なるほど……なるほど? つい外を考えちゃうけど、そもそも外がないかもしれないのか。文章は理解できるんだけど、泡宇宙のモデルでも、なんかつい宇宙の外をイメージの中に入れちゃうんだよなあ……。
・ダークマターとダークエネルギー
そう、混乱してました!
まあ、マターとエネルギーだから、たしかにそうね、ちがうね。
・宇宙の年齢と対数
Wikipediaの「対数」のページを見ても、何が何やらなんだけど、本書で例としてあげられているのは、以下のようなもの。
東京から京都まで車で移動するとしたらアバウトに10時間くらいと思われる。数時間ずれても1分とか10日ってことはあり得ない。同じようにキャッチボールをするとして、相手に届くまでの時間を考える。距離や速度にもよるけど、大体何秒かのことであって、0.001秒とか1分ってことはない。
このように、ある時間尺度で起こることが推定される事象は、一般にその時間スケールで完結する。
とのこと。
へえーーーーー、ぜんっぜん知らなかった! 賢い人たちは賢いのねえ……!
・出たー、元素周期表!
高校行ってないんで、ぜんぜんわかんないんだよなあ。上にあげた対数も、p.30に載っていた素粒子の標準模型の数式なんかカケラもわからないの。高校の物理と数学はいつかふんわりと触ってみたいが……それはいつになるんだろうね!
・マルチバース理論による宇宙の外側と始まる前
ううーん、無限かもしれない「我々がいるこの宇宙」の外側に「親宇宙」があって、たぶんそれも無限かもしれなくて、そしたらその外側には……?
いろいろとよくわからなくなってくるが、p.236にある「無数の泡宇宙」の図はときめくので良い。
ちなみに親宇宙には行くことができないが、シグナルがその領域がくることは可能らしい。うおお、わからん、わからんがロマン……!!!
・よくある誤解
この辺りは「なるほどなあ」と思うのと、それとは別に、筆者の「譲らんぞ」という感じがしていいね!
理論としてうんぬん言えることはないのだけど、マルチバースはめちゃくちゃ面白そうな世界観なので、今後も期待して読んでいきたいね!
宇宙論の本は、読みかけて止まってしまっている『時間の終わりまで』があるので、これもそのうちちゃんと読みたい。面白いんだけどあまりに手強くて、眠れぬ夜の特効薬みたいになってたからな……(ひどい)。