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Pura Vida

きっと明日も誰かのヒーロー

無敗を謳う臆病者なんかじゃない
とことん闘って 歴戦の勇士であれ

選手をしている以上
どれほど彼らは 各々のサッカー人生で
辛酸を嘗め 打ちひしがれ
涙をのんできたのでしょう

こんな経験なんて何度あったのでしょう

大切な己のキャリアを
このひと時 ここで燃やしてくれている

大切な身体を
貴重な人生の一部を
かけがえのない
家族 友人 愛する人との時間を

差し出す対価って
どれだけの大きさなんだろ

わたしなんかには決して計り知れない

沢山のものをその背に引き受けて
今ここにいる

そんな彼らにとって
負けたぐらいで揺らぐほど柔な自信
そんな訳はない

サッカーだから負ける時もあります
それどころか手も足も出ない時も
全くかみ合わずに空回る時もあります

だから大切なのは試合後

やり切った顔で帰ってきたら
胸が熱くなります

下を向いていたら
顔を上げさせます

笑顔だったら
こちらも つられて笑います

下を向いて向かってくる選手たちに
顔を上げさせられなかったのは
そう 確かに力不足

力不足の原因は何だろ

観客が少なかった
試合中の声が小さかった
手拍子が足りなかった
チャントのバリエーションが少なかった
旗の振りが足りなかった
応援横断幕を貼れなかった
幟が無かった

いいえ 全部違う
そんなことを勝敗の理由にする選手は
ジュニア世代にだって絶対にいない

わたしは
勝利と引き換えることが
可能な応援なんて知らない

そこまでロマンチストなんかじゃない
キレイゴトみたいなこと 言うくせに
割と現実主義だったりもする

足りないものは 何となく分かってる

言葉にすると
どうしたってドライに響くけど


信頼関係の未構築

良い時も悪い時も
ともにあるというお互いの信頼

だってまだまだ 何年目だ
そしてたぶん これからも未完


ホームだって ここが帰還する場所だって
しっかり その日の出来を宿した眼光を
曝け出しても 大丈夫と
思われるまでは まだまだ

これから そう ここから

だから 揺らがず 格好つけて
今度こそ ここで
どっしり構えて待つと決めたのです

・・・‥‥……………………‥‥・・・

とはいえ

サポーターとは 自由なんです
ファンとサポーターの線引きなんて
実際そんな定義が正式にある訳じゃないし

応援のカタチは人それぞれ

会場に足を運ぶ人
熱い気持ちを選手に叫びたい人
配信を心待ちにする人
試合結果のSNSの通知を待つ人
ユニフォームを着てテンションが上がる人
声を張り続ける人
記録を取り続ける人
カメラを構える人
祈る様に戦況を見守る人
好きな選手を見たい人
SNSで発信し続ける人
試合に飽きたら遊んででもやっぱり応援する人
怪我なく終わったことを安堵する人
憧れを胸に熱い瞳を向ける人
サッカー論を語りたい人
サッカーは分からないけど応援したい人
グッズを買いたい人
ゲーフラを作る人
ファンを広めようとする人
活動に参加したいけど勇気が出ない人
試合に行きたいけどいけない人
チームに己の夢を重ねる人


こんなのほんの一部で
もっともっと色んな人がいる
私が知らないだけで

現地に来て一緒に応援できたら楽しい
SNSで呟いてくれたら嬉しい
チームをチェックしてくれたらありがたい

だから それは勝手な自分の想い

ひとり ひとりに
違う応援のカタチがある

みんなで無理やり団結する必要はない
居心地の悪い場所にしてはいけない

それは 心に留めた上で

それでも個人的に

興味を持った方は どなたでも
一度現地に来て欲しいなと
SNSで発信したりしていますが

お時間と移動手段だけ確保していただければ

サッカーのルールは
あまり分からなくて良いんです
大声で応援しなくても良いんです
手拍子だってしなくて良いんです

もし選手のそのプレーで
選手が帰還した時の顔を見て

何か感情が揺さぶられたなら

サッカーなのか

このチームなのか

はたまた誰かひとりの選手なのか

分からないけれども
きっと好きになれます

(ちなみに わが家は
背中を預けたヒーローを圧倒的に贔屓する
強火担当が揃っております、、楽しいです)

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.

以前にも書きましたが 
試合中に歌う歌詞のないチャント
原曲には素敵な歌詞があります

my goal!
you'll never walk alone ,can get happy togeter!

Footballing Weekenders / 作詞・作曲 カジヒデキ

翻訳すると
ロマンチックな愛を誓うコトバですが

自分の意訳は
〝さぁ、ともに 行こうか!
 誰も孤独にさせないぜ!〟 です

…そんなのキレイゴトなんだけど
確かにロマンチストじゃぁないんだけど

せっかく夢を謳うならば、、ね

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