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京葉線快速縮小問題を考える㉚9月1日ダイヤ変更を見る(速報版)

時刻表9月号の発売

8月23日の時刻表9月号発売で、京葉線9月1日ダイヤ変更の全容が判明した。

本稿執筆時点(8月23日午前5時)で時刻表本誌は入手できておらず、JR東日本HPの時刻表も更新されていないのだが、えきねっとでの時刻検索・JR西日本マイ・ダイヤでは反映されているようである。

JR西日本マイ・ダイヤは面白いページで、1か月+10日間先の時刻表まで検索でき、時刻表自体の掲載は西日本管内のみながら検索結果は全国が網羅されているようである。

今回は速報として、JR西日本マイ・ダイヤから新ダイヤを見てみたい。なお、時刻表本誌にすら掲載されていない京葉線東京駅の発着番線まで掲載があり、これも記載しておく。

復元される京葉線快速

マイ・ダイヤでの検索結果は時刻表形式になっていないため列車間の詳細検証は出来ていないが、本noteの事前予想とは異なり、快速の各停追い越しも複数設定されるようである。

次回は、時刻表本誌入手後ののち、ダイヤ変更での変化点の詳細を見てみたい。

追記

本稿投稿直後にJR東日本HPの時刻表も更新された模様。以下のような表示がされている。

JR東日本HPより

「9月1日に千葉エリアでダイヤ改正があります」とある。

JR千葉支社は「ダイヤ改正ではなくダイヤ変更」と語っていたが、社内でも認識は統一されていないようである……

JR蘇我駅時刻表(平日)

掲載された蘇我駅時刻表を改めて見ると、7時台・9時台に快速が設定されだいぶ改善されたような印象になる。平日上りの快速設定は15時台までとあと一声感はあるので、次期改正に期待したいところ。

追記2

若干しつこい印象も出てきた習志野市問題。

結果でお返しをなどと放言しているが、要望書を提出すれば9月1日ダイヤ変更の撤回などがあると考えていたのだろうか? JRはすでに「理解を得られず残念」(千葉支社長)と見解を出している。この状況下では双方意思疎通すら困難であろう。

追記3

23日のダイヤ公表を受けてか、日経も新しい記事を出している。

会員記事なので登録しないと見られない内容もあるが、骨子は以下。

・あまりの勢いに当初はかたくなだったJR東も折れた。半年もたたずにダイヤ編成の基本方針を見直すのは「相当に異例なことだ」(JR)
・JR東は沿線自治体の要望を全面的に受け入れてはいない。自治体の要望を丸のみした先例を残すのは都合が悪い。蘇我駅と新木場駅を直結する「ノンストップ快速」の復活は拒否した。さらにもう一つの隠れた焦点が夕方〜夜の海浜幕張駅から東京方面への上り快速だ。18時以降に海浜幕張を出る快速は3月の改正前まで平日2本あったが、ゼロのままにとどめた
・ダイヤ再改正で新たに生まれた反発もある。千葉市の隣の習志野市だ。習志野市だけの抗議でダイヤを見直す見込みは薄そうだ。もともとJRは同市内の総武線・津田沼駅を厚遇している

日経にすら習志野市は捨て置かれる一方、千葉市以東の自治体とJR側がひとまず妥協点に着地したとまとめている。

詳細は次回更新に記載するが、9月ダイヤ変更は若干無理して快速設定を行ったような形跡もあり、この改善とJRが課題認識を示している夕方以降の速達性、この2点が次期改正の焦点となりそうである。


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