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七夕に願いを込めたところで。

クオーツを模したバスソルト
湯に浮かべ
らしくなさすぎて笑う七夕


いつからだろう、七夕に願いごとを込めなくなったのは。
そんな事実に気付いてしまった、今年の七夕だった。

人間は ”願うこと” が好きだなぁと、心底思う。
一体誰が、その願いを叶えてくれるというのか。
かく言う私も、神頼みをする時はあるけれど、「祈ったところで…」という冷めた視点、、、いや、現実的な思考が、年々色濃くなっているように感じる。

冒頭の「クオーツを模したバスソルト」は、オンラインショッピングの送料無料金額をクリアすべく、帳尻合わせで購入した縁遠めな商品。

クオーツのようにカッティングされた、可愛らしいコーラルピンク色のバスソルトを、付属のオーガンジーの袋に入れて湯船に投入するとき、いわゆる ”THE キラキラ女子” が好きそうなやつだな、と、ステレオタイプな印象を抱くことは、恐ろしいほどに容易だった。
未だ自分の中に潜んでいる、多様性を尊重している ”つもり回路” を、湯船で思わず見つけてしまった。

夜何時に寝ても、朝5時台に一度目が覚めることが多いのだが、この日はいつもより寝つきが良く、朝7時まで爆睡できたことは、なかなか衝撃的な驚きだった。

クオーツを模したバスソルト、侮る勿れ。

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