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100が50.50になるのか

次男の出産間際のこと。

その頃長男坊は2歳3ヶ月。
もともと子供好きでもなかったし、23歳で産んで私もまだまだ人間として未熟だったし、気性の激しい長男に怒ってばかりで決していいお母さんではなかった気がするけれども、それでも悩んだり笑ったり、2年間私なりに頑張って長男との毎日を過ごしていた。
大変だったしイライラすることもたくさんあったけれど、長男坊はとてもかわいかった。

寝る前に絵本を読んでいた時だったか、ふと、
ああ今この子を100の気持ちでかわいいと思っているけれど、もう1人産まれたら、わたしの100ある愛情は50.50になるのかなあ、と、ちょっと寂しい気持ちになった。ずっとこのまま、長男には100のままでいたかったなあと。

でも、次男が産まれてみてわかった。

100が50.50になるんじゃない。
もうひとつ100ができるんだ!

100あった私の愛情は200になった。

そんな増え方があるって思いもよらなかった。
ちょっとしたことだけれど、ものすごい発見だった。

幼稚園時代の園との連絡ノート。カバーは私の手作り。左が長男、右が次男のもので、2人の性格にマッチしていて私の布のセレクションすごいって思う!断捨離の中、捨てずに『宝物』として残した。


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サトウユカ
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