トラウマさんの日常はフラッシュバックにあふれてる
生い立ちのなかで暴力や、ネグレクト、気持ちをわかってもらえない・受け止めてもらえないなどの問題(情緒的ネグレクト)があると、小さい頃から高い緊張感のなか生きていくことになってしまいます。
そうすると、その緊張感によって適切に記憶が処理されずに、本当ならトラウマにならなくてもいい体験までトラウマ記憶になってしまって、現在に影響を与えてしまっていることもあるなと感じています。
日常が安心できない
本来なら、日常は安全で安心できる場所であるはずです。ですが、トラウマを抱えてしまっていると、今は安全なはずの日常生活の中でもフラッシュバックが起こります。
他の人にとってはなんでもない普通の出来事だとしても、そのことによってものすごい恐怖を感じたり、もしくはその体験をしないように、知らず知らずのうちに避けてしまっていることがあります。
何気ない会話、何気ない行為、その一つ一つがフラッシュバックへと結びついてしまう可能性がある。
だから、トラウマを抱えていると、すごく行動が制限されてしまって、自分の人生を生きるとか、能力を発揮するとか、ただただ何でもなくのんびりするなんてことが難しくなってしまうんだなと感じます。
普通の人が、普通にできていることがトラウマによって難しくなってしまうんだよねと思います。
たとえば、人と体の距離が近くなることでフラッシュバックが起こってしまう場合は、その感覚を避けるために、知らず知らずのうちに、人と距離をとってしまうこともあるかもしれません。
その結果、どうしてだか人と親密になれないとか、近い関係を続けていくことが難しくなってしまうなんてことが起こってしまうんだなと思います。
トラウマ治療で記憶が統合されていくと
トラウマ治療によって記憶と感情が結びついて処理されて行くとフラッシュバックが収まっていくので、自然とできること、行ける場所、休むことなんかができるようになって行くなと感じています。
トラウマによる恐怖の感覚を感じることがなくなっていくので、自然とやりたいこと自分が心地いいと思えることに進んでいけるようになって行く。
普通の人が普通にできていることを、同じようにできるようになっていきます。
そうすると、今までいかに自分の日常が、恐怖や不安などの不快な感情に支配されていたんだなっていうことが見えてきます。
それくらい、「恐怖」から解放されるって大切なことなんだなと思います。
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