1本のおいしいが世界を救う?ソーシャルなバナナアイス
アイスクリーム売り場で、違和感のある言葉を見つけました。
「1本のおいしいが、世界を救う」 なんじゃこれはと思うわけです。
それがこちら
バナナアイスは好きですが、昔からある割りに定番化しないんですよね。
出ては消える。アイスの世界で、そんなポジションなんです。
箱の裏面を見ると、
このアイスに使われている72%は、”もったいないバナナ” というものと書いてある。
ナルホド。
捨てられそうなバナナをアイスという形で救済しているだなと思うわけです。
つまり、私が、このバナナアイスを買って食べると食品ロスの軽減になるのね、
おぉ、222円(小売価格)で6本入だから、小分けになっていて一気に食べなくてもいいし、
ちょっと買ってみるか〜となりました。
この商品、バナナの果汁果肉を21%使っていて、
そのうち の72%が”もったいないバナナ”な訳です。
計算すると実は、全体の15%位が”もったいないバナナ”なんだけど、
そうは書かない所が、数字のマジックだし、商品企画した人の気持ちも判ります。
(15%じゃ、ちょっとインパクトが〜とか、きっと会議で言っているに違いない。)
ちゃんと、裏面にはバーコードがあります。
スマホをかざすと”Doleもったいないバナナプロジェクトサイト”に繋がります。
どうやら、このアイスだけではなく、ドールブランドの全社的 な取り組みのようです。
さらっと、”日本で一番食べられているフルーツはバナナ”という豆知識や、
”2025年までに“フルーツ廃棄物ゼロ”というSDGsに繋がる大きな目標も掲げられています。
美味しい、安いという以外に「買う」気持ちになる要素として「世界を救う」もある、
という具体例を数百円で美味しく学んで体験できました。