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パッケージイズメッセージ #07


「予定が変わった。夕飯つくれない。」
という連絡を受けて向かったスーパーのチルドコーナー。
そこで、中華料理がすぐできるシリーズを見つけました。
「麻婆茄子」、「回鍋肉」、「青椒肉絲」、「酢豚」など、いろいろあるなかで、
ひときわ目立っていたのが、この
「四川辛口 麻婆豆腐」
でした。
文字数から多いので、ただの「麻婆豆腐」ではないぞという主張を感じるのですが、
それ以上に、四川飯店の三代目 陳建太郎氏の顔が大きく出ています。

同じシリーズの他の商品には、顔は出ていません。
文字数も多いし、顔も出ているので、何か違うかなと思ったのと、お豆腐を買うだけで、炒め3分で
麻婆豆腐ができてしまう簡単さに惹かれて購入決定。
セールで198円でした。(しかも2人前!)

早速つくりました。パッケージにもめん豆腐(一丁)と明記してあるのも判りやすくていいです。
普段、作っていないと大きさや種類(絹や木綿、硬いの丸いのなど)どのお豆腐を買えばいいのか、迷ってしまって、心理的ハードルになるのですが、単純明快に書いてあると迷いません。
ワンポイントアドバイスまであります。(葱も買いました。)

付属の袋には、花椒粉(ほわじやおふぇんと読むそうです。中国の山椒。)も付属していて、
辛さやガチ中華*的なアプローチも楽しめるようになっています。

このごろの麻婆豆腐は、いままでもあった日本人向けの味覚に合わせた商品以外に、現地の辛さを追求した商品が登場しています。
その点、この商品は辛さを調整ができる点でユーザーに委ねていますし、日本ハムだから豚ひき肉が入っている点も特徴です。

3分でできるとある通り、すぐにできました。
お豆腐と合わせて、税込み340円以内で、2人分の麻婆豆腐ができるのはとてもお得感があります。
(セールじゃないと450円位になります。)

今回、買ったきっかけは、四川飯店の三代目 陳建太郎氏の顔が出ていたことが大きく影響しています。
ちょっと思ったのですが、「麻婆茄子」、「回鍋肉」、「青椒肉絲」、「酢豚」など、
それぞれに、**中華の〇〇さんの監修と顔がついていると、買う理由が増える気がします。

たとえば、いまはyoutubeなどで、町中華を紹介する動画が増えて、各地で一人から数名の規模でお店を営む仕事ぶりと料理が注目を集めているので、町中華のおじさんの顔が出ていると、何だこれは!?となるのではないでしょうか。

高齢化や後継者問題などで存続が難しい、けれど、確固とした美味しさがあるお店の味が、マスプロダクションの商品に繋がると新しい食事の楽しさが生まれると思います。


編集猫 KAURU memo

いま売場にある麻婆豆腐は、3つに分類されますニャ。
1.いままでの(日本人の味覚に合わせた)麻婆豆腐
2.本格的な辛さを追求した麻婆豆腐
3.上記以外の麻婆豆腐
そういう意味で今回は3に当てはまりますニャね。
1,2は、常温の売場なので、豆豉、甜麺醤などのブレンドで商品特性を決めます。
その点、チルド売場はひき肉を原材料に多く使えるなど自由度が高いので、今後、面白くて新しい商品が生まれるかもニャ。


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