箱根茶寮 金時での贅沢な一夜：至福の時間を過ごす
2020年6月、私は箱根仙石原にある「箱根茶寮 金時」に一泊した。思い出深いこの宿泊体験について、皆さんと共有したいと思う。
登り坂の先に待つ極上の癒し
箱根茶寮 金時への道のりは、なかなかの挑戦であった。特に宿に向かう最後の坂道はかなり急で、登り切るまでに少し息を切らしてしまった。しかし、その頑張りを充分に報いるものがこの宿にはあった。
坂を登り切り、宿の門をくぐると、そこは別世界であった。金時山のふもとにひっそりと佇むこの宿は、まるで自然に抱かれたオアシスのよう。周囲の静けさと美しい風景が、日常の喧騒を忘れさせてくれた。
露天風呂と料理の極上体験
箱根茶寮 金時の魅力は、なんといっても温泉と料理である。宿泊した部屋には、専用の露天風呂がついており、これがまた最高だった。木漏れ日の中で入る露天風呂は、心身ともにリラックスさせてくれた。温泉の泉質も良く、肌がすべすべになるのを感じた。
そして、料理。四季折々の地元産の旬の食材をふんだんに使った本格会席料理は、どれも絶品だった。月替わりの献立は、季節ごとの味わいを楽しめるよう工夫されており、視覚でも楽しめる美しい盛り付けに感動した。春夏秋冬、それぞれの旬菜が器の中で華やかに彩られていた。
全8室のプライベート感
箱根茶寮 金時は、全8室の小さな宿である。このコンパクトさが、宿全体にプライベートな雰囲気をもたらしている。大きなホテルとは異なり、スタッフの方々が一人ひとりに対して親身になって接してくれるのが嬉しいポイントであった。気さくでありながらも丁寧なサービスは、まさにおもてなしの心そのものであった。
宿泊した夜、肌寒かったので暖房を利用させてもらった。
施設の充実度も抜群
宿泊施設としての魅力もさることながら、箱根茶寮 金時には様々な施設も充実している。かけ流しの内湯や岩塩ヒーリングルーム、そして私たちが泊まった露天風呂付客室など、どれもが非日常を感じさせてくれるものばかりでであった。特に、岩塩ヒーリングルームは、普段の疲れを癒すのに最適で、一度体験するとその効果に驚かされるはずだ。
終わりに
2020年6月に泊まった「箱根茶寮 金時」での一夜は、まさに至福の時間であった。キツイ坂道を登った先に広がる、心からリラックスできる空間と美味しい料理は、一度訪れる価値がある。日常を離れ、心身をリフレッシュさせるための場所として、また必ず訪れたいと思わせる宿である。
もし、あなたが箱根での宿泊を検討しているなら、ぜひ「箱根茶寮 金時」を選んでみて頂きたい。きっと素晴らしい時間を過ごすことができるだろう。
※カバー画像は朝食。翌朝も素敵な料理を堪能できる。