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小泉今日子「学園天国」:はじめてのCDとの出会い

子供時代の一大決心

小学6年生の頃だったと思うが、お年玉で貯めていた貯金箱の中身を握りしめ、私は決心した。目指すは駅前のトポス(現在はないディスカウントストア)。その日、私が買うものはただのミニコンポではなかった。それは、これからの人生を豊かに彩る音楽との最初の出会いだったのだ。

母の目を盗んでの購入

母の反対を恐れ、私は向かいの祖父母宅にミニコンポを隠す計画を立てた。自転車の荷台に積んだその重みは、私の胸の高鳴りを物語っていた。そして、その隣には、私の人生における初めてのCD「学園天国」があった。駅前からの帰り道はワクワクしていたことを30年以上経った今でも思い出す。

「愛しあってるかい!」への憧れ

当時、ドラマ「愛しあってるかい!」に夢中になっていた。その主題歌である小泉今日子の「学園天国」が、なぜか心を強く捉えて離さなかった。キョンキョンの明るく元気な歌声は、まるで私を別の世界へ誘うかのようだった。

音楽への情熱の始まり

学園天国」を聴きながら、私は未知の感情に包まれた。それは、音楽が人の心を動かす力を改めて実感した瞬間だった。そのCDを契機に、小遣いのほとんどをCD購入に、そして音楽に費やすことになるとは、まだ知る由もなかった。

まとめ:音楽との永遠なる旅立ち

はじめて買ったCD「学園天国」は、私にとってただの音楽ではなく、人生の指針となった。それは、時には励まし、時には共感を与えてくれる、永遠の友である。音楽との出会いは、人生を豊かにする旅の始まりだった。小泉今日子の「学園天国」は、そのすべての出発点であり、私の音楽との絆を深めてくれた最初の一歩だったのである。

#はじめて買ったCD

※ミニコンポの存在は間もなく母の知ることとなった。案の定、母は返却してくるよう私に叱りつけてきた。しかし、父や祖母などの助けもあり、無事に私の宝として、高校を卒業するまで活躍してくれた。

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