1991年プチてっちゃんユーレイル旅15
【まとめ】一泊宿をリヒテンフェルスと決めて、日帰り旅行で近隣のKronachへ。ここには憧れの美術館があるのだが、なんとでっかい丘の上、立派な要塞もあって。がんばって登りました。街並みも中世でした。
11月19日(火) 続き
宿も決まり、荷物も置いて、さて出かけよう。
9:28 Kronach行きに乗る。
そう言えば、リヒテンフェルスのトイレは10Pf。
レーゲンスブルグは手洗所1DM、トイレが30Pf。ミュンヘンも同じだったような気がする。
トイレの落書きにAUSLANDER RAUSとあって辞書を引いてようやく、あーそーなのね、と判る。その他にもNAZIS RAUSとか DESTROY なんちゃら(ナチ関係の何か?)とか、けっこう社会的なものが多いのかしらん?
Kronach着。 雨模様のなか、石づくりの街がひっそりと息づいている。
駅を出て左側、高台にRosenbergがみえる。
とにかくあそこまで行ってみよう!
で、歩く。石畳の坂がきつい。
こんなもんがある。大きい方は車道、小さいのは歩道。
案内所もあった。
ここも愛想よく、いろんなパンフをくれた。
更にローゼンベルクへ登っていく。
ごっつい入口。
壁の外に棺桶の形をした石の記念碑が。
第一次世界大戦に関する慰霊碑か? 菊やカーネーションの花輪が添えてあった。
Rosenbergは五稜郭。家並みを見おろしてそびえたつ。
美術館。
ここには13~16世紀の彫刻や絵が集めてある。小さいけどよい雰囲気。
なんと言っても入口が壁沿いの階段を上り、小さな塔のらせん階段を90度上り、入口のドアにたどり着くところ。とてもいい。
Kranach der Ä(父)の作品が4枚あった。なかなか力の入ったもの。
女性をかばう?キリストの絵が特によい。
(フラッシュをたかずに撮った館内。ブレブレなのは相変わらず。)
木彫も、思わずじっと見とれてしまうのがたまにあって、うれしい。
街中に降りてKuchなんとかレストラン。長いWurstとポテサラ。クネーデル入りスープ。
こんな新しい壁画もあった。
街は静けさにつつまれ、落ちついている。
薬屋さんらしき店のショーウィンドウ。うっとりしてしまう。
でもリヒテンフェルスに帰る頃は子どもの下校(?)でずいぶんにぎやかに。
リヒテンフェルスに帰ってまた、うろつき回る。遠くに城がかすんでる。
草地には馬のひづめあとがみえる。
バラ科の何かの実。
夕飯は適当に買い集める。ソーセージ2種50グラムずつ。2.50
魚サラダ1.00、キャベツサラダ1.00、パン2つ0.90、牛乳とカプリソーネ。
お店に入って来るお客さんがみんな「ぐりゅーすごっと」と言ってる!
そうそう、今日、石畳の市街地交差点で車の追突事故を見た! ここは、なかなかみなさん車の運転が荒い。古い街中でもびゅんびゅん飛ばしてる。
宿の裏口から斜面に私有地らしき畑(庭?)がある。プルーンの木にうまそうな実がついている。もぐのも悪いので、つい最近落ちたっぽい熟れたのをひとつ拾ってかじってみた。甘い。
そのせいなのか、喰い過ぎなのか気持ち悪くなる。漢方胃腸薬を飲んで18時過ぎには寝てしまう。拾い食いはいけません。
買ったもの、もらったものなど。まん中に拾ったプルーンが。
(※女の人をかばっているキリスト、というのは、どうも『キリストと姦婦』と呼ばれるものかと。その当時は父の作、と札がついていたかと記憶するが、現在は(?)となっているらしい。)
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