1991年プチてっちゃんユーレイル旅04
【まとめ】アムステルダム国立美術館、ヴァン・ゴッホ美術館、近代美術館、レンブラント像、マヘレのはね橋など見る。トラム、徒歩。アムステルダム泊。
11月7日(木)
雨、屋根に当たる雨音が何だか懐かしい。
6:30頃起床。最上階の他の部屋には人がいないようで、のんびりできる。8:00 朝食。
宿の人たちはみな顔が似ているような気がして、いったい全部で何人いるの? という世界。
そのうちひとりは日本語であいさつしてくれる。
みな、陽気でいい人たち。
そう言えば、トラム停車場から宿まで案内してくれた人がやっぱり黒人で、エディ・マーフィーみたいな感じだった。
朝飯の後、銀行に寄ってから国立博物館(※1)へ。
10:00 朝のうちなので、空いている。
メインの階段を上って、広間からまずレンブラントの夜警が眼に飛び込んできた。まん中に特別にスポットが当たっているわけでもないようなのに、浮かび上がっている感がすごい。
周りで授業をやっている先生と生徒がいたり、傍らに消火器が置いてあったり。
左翼は閉館中で、フェルメールのミルクを注ぐ女や手紙を読む女がまん中のエリアに飾られていた。
フェルメールを間近で見たのはたぶん初めてだったが、思いのほかマチエールがのっぺりした感覚。
混色があまりなく、対比する色がより鮮やか。
レンブラントの『ユダヤの花嫁』。人々の表情が優しく、切なげでつい見入ってしまう。
他にも感動ものがメジロオシ!
昼食。館内のレストラン/カフェとテイクアウトの店と出入口が分れている。カフェで肉だんご入りトマトスープとパンのセット。
相変わらずの雨。リュックを背負った旅人が多い。地図を片手に、雨にも負けずに行き来しているのが見える。
ヴァン・ゴッホ美術館(※2)
4階までぐるぐるまん中の階段を上り、順繰りに見ていくが、気づいたら年代を遡っていた。
晩年は、筆に思いを叩きつけているというより、ひと筆ひと筆何かをつぶやきながら刻んでいるみたい。
色彩の鮮やかな割に、鬼気迫るものがある。
絵の前で写生している人もかなりいた。
館内が広いせいか、ぜんぜんジャマな感じはない。
近代美術館(※3)
特別展? 包装紙のデザインみたいな絵がいろいろ。'60年代の不二家(ペコちゃん入)もあった。
ノイマンのAre you afraid of Blue Red and Yellow? の両脇には警備が1人ずつ立っていてびっくり。
この人たちもオブジェみたい。
トラムでレンブラントの像(場所不明)とマヘレの跳ね橋(※4)を観に行く。
よくお世話になったトラム。近代的車両はこんな感じ。
夜はまたスーパーで買って宿に戻る。いちごヨーグルト、ハム、パン。
昨夜の残りのサラダとMelkでごうせいな夕食となる。
ホテルの外、小パレードが通る。カジノの開店記念らしい。日本で言うチンドン屋みたいなものなのだろうか?
はそしてまた21:00には寝る。ベッドに入った後、隣室に誰か入ってドタバタしていたが、疲れが勝っていつの間にか眠ってしまった。
トイレは部屋を出て廊下のすぐ目の前。シャワー室も同じ階の別の場所だが、ほとんど人がいないのでほぼ、貸し切りだった。
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