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1991年プチてっちゃんユーレイル旅06
【まとめ】知人のWさん一家が車でブリュッセルの高台とアトミウムに案内してくれる。夕飯は家庭料理をごちそうになる。
翌日、友人Mちゃんは一足先に日本へ帰るため、Wさん一家とワーテルロー観光の後空港へ。その後、車でブリュッセル中央駅まで送ってもらい、お別れ。
11月9日 (土) 昼から
ゲントを発つ。
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財布を探す街、ゲント
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無事Brussel着。
Mちゃん従姉のWさんちに一泊お世話になることに。翌日の便でMちゃんは日本に帰らねばならないので、Mちゃんを空港まで送ってから、私をBrusselの鉄道駅まで送ってくれることになった。
この日はまず、Brusselの街の高台に行ってから、だいぶ離れたAtomiumへ。
高さが100メートル超えているって。エレベーターで22秒かそこらで上まで行けるらしい。いったん取り壊しが決まったのだが、結局そのままにしておくことになったとか。
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従姉一家は近頃街なかの一軒家に越したばかりらしく、旦那さんのW氏が3階建ての全ての部屋を案内してくれた。まだリフォームしていない部分も含めて、今後の改修予定まで話してくれる。ゆくゆくは貸し部屋も用意したいらしい。
従姉さんは「ま、いつになるか分かんないけどね」と笑っている。
夕食の用意をして下さるというので、その間お子達と近所を散歩。
ECのビルは誰もいないのに煌々と明かりがついている。
下の子は早速水溜まりに飛び込んでいるし、上のお嬢さんも傘を広げて飛び回りMary Poppins!とはしゃぎまわっているし、もうたいへん。
近くにMaurice Bejartのバレー公演を知らせるポスターがあったので、先日東京でこの人のバレーを見たよ、とお嬢さんに言うと、えっホント??とすごくびっくりしていた。
なんとか無事に帰宅。
夕ご飯は辛いソーセージ(マトン)、ふつうのソーセージ(ビーフとポーク)、ポロ(リーク? ネギみたい)、シコンの煮たの(チコリ? 見た目はみょうが。ほろ苦い)、ゆでじゃが、甘いシャンパン。
果物もスペイン産のクレマリン(いよかんみたい)、汁けたっぷり。梨が2種、柔らかく香りが芳醇なものとさくっと歯触りが良いの。リンゴはゴールデンデリシャスとジャルダンと言ったかな、その掛け合わせが今、あちらで流行っているらしい。
他にも色々あったけどとにかくお腹いっぱいで幸せ。
W氏いわく、「フランス人は良いものを食べ、ドイツ人はたくさん食べ、ベルギー仁は良いものをたくさん食べる」と。
夜中、1910年頃のドローイングや版画を見せてもらう。Ensorの風景画(リトグラフ)もあった!
日本のどこかに買われたピカソの道化師(アレクイン)はW氏のボスが元々所有していたんだって。彼も「一度は僕もこの手に持ったんだよー」と言っていた。うん、『この手に持った』って言い方いいよねー。
11月10日 (日)
大きな家だと思ってはいたが、さすがに今は改修中ということもあって、すっかり油断していた。トイレが夫妻の寝室を通り抜けなければいけない場所だったので、朝までずっと尿意と闘っていた。
Mちゃんを空港に送る前に、ワーテルローに行ってみよう、と。
途中、緑青色の枠に縁取られた洒落た家が見える。なんとOrtaの建築だって! わざわざ他所から見学に来る人も多いらしい。
森の紅葉が雨に洗われて美しい。日が差し込み、もやの中に影が射す。
ワーテルローのライオンは、小山の上にいた。頭がフランスを向いているのだそう。
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郊外の小さな村、JPのお父さん宅に寄る。ステキな絵が沢山飾られていて、ベルギー特産の黒大理石の暖炉がある。この石で暖炉は珍しいらしい。
Mちゃんと空港で別れ、今度はひとり、Brussels CSまで送ってもらう。
これからどこへ? と問われたので、あまりお世話になっても悪いと思い、とりあえずドイツに行きます、と答え、駅にてお別れ。
さて、でも実際どこに行こうか……
実はもう少し、ベルギーで見ておきたい場所もあるし。
ということで、もう少し近場をほっつき歩くことに!
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