熟女の快進撃!2本立て
2025年のスタートに映画館にて視聴した映画は
熟女が主人公のこちらの2本。
2016年に起きた振り込め詐欺を題材に、
全財産を奪われたシングルマザーが奮起するドラマ。
詐欺師から情報提供を持ちかけられた
詐欺の被害者女性が、
詐欺集団に立ち向かう姿を描く。
との解説にある通り、
日本でも連日のように事件として報道されている
振り込め詐欺。
「なんで騙されるかな~」と
ニュースの報道を見ていて思いますよね。
主人公のドッキは被害者ですが、
この彼女に助けを求める加害者の受け子の青年のソン代理。
彼もきっと【リゾート地で短期間に稼げる高額なバイト】
なんて募集にまんまと乗せられてしまったんでしょうね。
受け子たちが監禁されている状態がリアルで、
心が締め付けられる描写が本当にリアルです。
こんなことが今もどこかで行われていることに、
憤りを感じます。
しかしながら、ドッキの体をはっての、
全生命をかけた、
詐欺集団のドンに立ち向かっていく姿は、
心臓がバクバクしながらも、
立ち上がって(気持ちだけですが)応援してしまいました。
中年女性をなめんなよ!!
と、めっちゃ、同志の連帯感が炸裂でした。
こちらの映画も実在するスランスのシラク元大統領の
奥様のベルナデット・シラクさんを描いたフィクションですが、
こんなことだったんだろうな~と想像してしまうドラマ。
ベルナデットさんは、日本でいうところ昭和の女性。
聡明で機知に富んでいて、夫を大統領にまでさせた、
立派な内助の功の女性です。
がしかし、これが、夫や側近たちからは
『出しゃばるな』とけん制されっぱなし。
そして夫は愛人を作ってやりたい放題。
見ていて「それは悔しいよ!!」
そこでベルナデットさんは、
一世一代のしっぺがえしをするんですね。
これが爽快!!
またもや「いいぞ!!」と(心の中で)
叫んでしまいました。
2本とも熟女が極悪や権力に勇気と鋭い才知で
挑み正義を勝ち取る快進撃。
とっても胸がすく作品です。