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熟女の快進撃!2本立て

2025年のスタートに映画館にて視聴した映画は
熟女が主人公のこちらの2本。


【あらすじ】
クリーニング店の火災でお金が必要だった主人公のドッキは、銀行のソン代理と名乗る電話に乗せられ、詐欺だと気づいた時には全財産を失っていた。子供と路頭に迷う彼女に、再びソン代理から電話がかかる。ソン代理は組織の情報提供の代わりにドッキに助けを求め……


2016年に起きた振り込め詐欺を題材に、
全財産を奪われたシングルマザーが奮起するドラマ。
詐欺師から情報提供を持ちかけられた
詐欺の被害者女性が、
詐欺集団に立ち向かう姿を描く。
との解説にある通り、
日本でも連日のように事件として報道されている
振り込め詐欺。
「なんで騙されるかな~」と
ニュースの報道を見ていて思いますよね。
主人公のドッキは被害者ですが、
この彼女に助けを求める加害者の受け子の青年のソン代理。
彼もきっと【リゾート地で短期間に稼げる高額なバイト】
なんて募集にまんまと乗せられてしまったんでしょうね。
受け子たちが監禁されている状態がリアルで、
心が締め付けられる描写が本当にリアルです。
こんなことが今もどこかで行われていることに、
憤りを感じます。
しかしながら、ドッキの体をはっての、
全生命をかけた、
詐欺集団のドンに立ち向かっていく姿は、
心臓がバクバクしながらも、
立ち上がって(気持ちだけですが)応援してしまいました。
中年女性をなめんなよ!!
と、めっちゃ、同志の連帯感が炸裂でした。


【解説】
フランスを代表する名優カトリーヌ・ドヌーブが主演を務め、シラク大統領夫人としても親しまれた元政治家ベルナデット・シラクの知られざる姿を、ユーモアを交えながら描いたドラマ。
ベルナデット・シラクは夫ジャックを大統領にするため、常に影で働いてきた。ようやく大統領府エリゼ宮にたどり着いたものの、夫やその側近、そして夫の広報アシスタントを務める娘クロードから「時代遅れ」「メディアに向いていない」と軽視され、大統領夫人としての仕事すら与えられない日々を過ごすことに。そこで彼女は、かつて知事を夢見ていたエリゼ宮の職員ベルナール・ニケを参謀に、「メディアの最重要人物」を目指してひたすら任務に励む。時代に寄り添いながらポジティブに変化し発信を続ける彼女の姿に、国民は熱い視線を寄せ始める。

こちらの映画も実在するスランスのシラク元大統領の
奥様のベルナデット・シラクさんを描いたフィクションですが、
こんなことだったんだろうな~と想像してしまうドラマ。
ベルナデットさんは、日本でいうところ昭和の女性。
聡明で機知に富んでいて、夫を大統領にまでさせた、
立派な内助の功の女性です。
がしかし、これが、夫や側近たちからは
『出しゃばるな』とけん制されっぱなし。
そして夫は愛人を作ってやりたい放題。
見ていて「それは悔しいよ!!」
そこでベルナデットさんは、
一世一代のしっぺがえしをするんですね。
これが爽快!!
またもや「いいぞ!!」と(心の中で)
叫んでしまいました。

2本とも熟女が極悪や権力に勇気と鋭い才知で
挑み正義を勝ち取る快進撃。

とっても胸がすく作品です。

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