【5分で学べる】商売の本質 part2 ~従業員と経営者~ 全2105文字
先日、商売の本質part1~集客と単価~
という記事を書き、今回は、part2として、
【人】に関してをツラツラと書き綴っていこうかと思います。
とある社労士さんが様々な企業の従業員ヒアリングを行った結果を
仰っており、教えてくれました。
企業の人間関係としての問題で一番多いのは
1位セクハラ
2位パワハラ
3位上司との労働環境
だそうです。
1位に関して言えば、未だにこんな問題があるんだなと思う訳ですが
2位に関して、経営者や、管理職の中で一番多い言葉は
『うちでやっていけないのに、他にいってももっと出来ない』
的な文言らしいんです。
これは本当に未熟な従業員もいるのだとは思いますが。
実は、今って、売り手市場な訳ですよ。働く場所はいくらでもある訳です。
それを知ってか知らずか、働けているだけで幸せだろ?という考え。
そんな上司がまだまだいるんです。
もう少し踏み込んで、雇われている従業員側の考え
1位
良い労働環境があるのなら、すぐにでも辞めたいと思っている従業員が、
全体の8割程度存在
2位
キャリアアップをしたい。今以上のお給料を頂けるようになりたい。
これは、管理職以上の従業員に多く見られるようです。
3位
未来の事を考えて、この会社に在籍してていいのかが不安。
移り行く時代背景で、このままだと今いる職業がなくなるのでは?
っと、思う人が多いようです。
人が辞めるというリスクは、
武田信玄の教えではありませんが、「人は石垣、人は城だ」だそうです
組織は人の集合体なので、人一人でも、その人の役割や仕事範囲があって、
今のバランスがあるのに、人が一人辞めた時のリスクを考えずに人事配置をしている企業が目立つようです。
よくチームスポーツに例えられがちですが。
サッカーで言えば、11人で行うスポーツのはずなのに、
10人や9人で戦わせるのと同じであると。
誰かがカバーしなければいけない状況で、カバーをしに行った人が
ヘトヘトで動けなくなってしまう。
それを見た人は、ここにいたら、自分も大変になるから、もう辞めようと…
そういう考えになってしまうらしいんです。
社外から見てても、担当がコロコロ変わる様な企業には、信用問題もヒビが入ります。
営業担当がコロコロ変わったり、店員さんがコロコロ変わったり。等ですね
最悪の場合、今の時代、退職した誰かが匿名でネットに書き込む恐れもあります。
そして、そんな企業に限って、
そんな事言われなくても分かっていると。
昔からそれを乗り越えてきたんだと。
今更そんな事言われても、どうしようもないと。
そうセリフを吐きながら、財源を大きくしようとするらしいんです。
例えば、労働時間を長くしたり、経営規模を拡大したり。
それで、苦しめられるのは、現場の従業員。
現場の従業員が苦しめられているという事は、お客様にもシワ寄せはいく
新人教育の為に沢山の量を経験させる事と
全てのめんどくさい仕事のケツ拭きをさせる様な事は違いますよ?
新人教育なら、しっかり管理する人間は、見守る必要がありますし、
そもそも、半年やそこらで、人は成長しません。長い目を見て教育期間としなければいけない問題ですよね?
これらを見て見ぬフリをして、自分は優雅な生活をしている経営者が
日本には、まだまだ存在するようです。
昔から乗り越えてきたのは、
それまで辞めて行った優秀な従業員や、今も尚、支えてくれている
従業員のお陰であり、経営者の能力ではない事!
そして、今は昔とは違い、本当にどこも人手不足で、どこも大変な思いをしていると言う事
全てを社外から見た上で、こういった企業が増えていると、
社労士さんは仰っておりました。
私の体感ですが、
まさにその通りで、労働力がお給料に反映支えてない企業や、
労働環境面で、ある一部の人間だけが、苦しい思いをしている企業は多いと思います。
先日話したこれ⇩
雇われ店長でも、例えばお給料に反映される仕組みを作り上げている企業は
客単価アップを雇われ店長自ら行おうと試行錯誤する訳です。
今の時代、建築関係の職人さんですら、残業代が出ます。
名店と言われる、飲食店や医療従事者ですら、週休2日だったりする訳です。
管理者だから、リーダーだから、SVだから、統括だから…
そんなことを未だに言っている経営陣の下で働いている方。
今すぐそこは離れましょう。
もっと良い職場は沢山ありますよ。
労働環境整備を経営者自ら行っていない企業はこれから淘汰されていくのだと思います。
あなたが抜けたら、会社が回らなくなってしまうとお思いの方。
実際そんな事ありません。
当然、抜けられた企業は苦しい時期になるとは思いますが、
残念ですが、企業はあなた一人位では回らなくなりはしません。
しかし、もし回らなくなって、企業が爆発してしまうというのなら…
そこまでお考えになっている人なら、その花火を遠くで見るのも
また一興かと思いませんか?
今日はここまで