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阪神カレー周遊記その1
華金からのお盆休みの極楽コンボを決めている皆様も多そうな真夏の夜にこんばんは!
例によってカツは明日も明後日も仕事ですが、お休みの人は人生の洗濯をどうぞ心行くままに楽しんでください! え? カツの夏休み? 連休などないなど知れ……
さて、今日の内容はタイトル通りなんですが、見出し画像はカレー関係なくて申し訳ないです。そう、今日ついにイエローサブマリン三宮店さんで予約してたアグリコラリバイズドエディションを買ってきたんです!
まだ開封すらできてないけど、じっくり友人と二人でゲームに慣れてゲーム会で置いていかれないように研鑽します(笑)勝ち負けが重要ではないとはいえ、やはり大差でゲームに負けてしまうとその卓はあまり楽しくないし、他のプレイヤーさんにも遠慮しちゃいますからね。この辺はゲーマー次第で意見の分かれるところではあると思いますが……。
さてさて、例によって前置きが長くなっちゃいました!
今日は昼は兵庫、夜は大阪でカレーを食べてきました。
まあ、昼はアグリコラ受け取りに行く日が今日しかなくて、夕方は大阪で通院の予約入ってたからそのついで、と言われればそれまでなのですが……。
というわけで、まずは昼間1食目!
元町のパキスタンカレー、Cini curry(チーニーカリー)さんでコフタカレーをいただきました!
慣れない方は「コフタってなんだ……?」から始まると思いますが、まあ、言ってしまえばスコッチエッグみたいな形の料理でした。大丈夫、実物見たら大体分かると思います! というわけで、写真ドーン!
コフタというのは呼び名の一つで、キョフテという名前だともう少し一般的になるのでしょうか。ただし、今日いただいたパキスタン料理のコフタと違って、キョフテ自体はいえば肉団子です。卵が入っているのはパキスタン料理のコフタ特有の特徴みたいですが、誰か詳しい方コメントいただけると嬉しいです。
ちなみにキョフテ自体はトルコ料理のお店とかでも時折見かけますね。
カツも実は一度三宮のトルコ料理店でいただいたことがあります。
話を写真に戻すと、ライスの方には元々ついてた副菜に加えて、トッピングのレンコンのアチャールをつけてもらってます。これがシャキシャキしててまた美味しい……
ちなみにこのオーダーを済ませてメニュー(下の写真参照)を眺めてたら……
なんと豆カレーのトッピングもできるじゃないですか。
見切れちゃったけど、僕はこの下にあるイエロームング豆カレーを追加でいただきました。
さて、実食……
カレーは結構スパイスバチバチ来る感じで、香り高いライスととてもよく合います。
そしてコフタはスパイスの香りがよく染み込んでて、カレーにとてもマッチしてます!
こういうトッピング、結構カレーと分離してしまうことが多いように感じるのですが、ここはさすが丁寧な仕事をされてます。肉とスパイスと卵が口の中で混然一体となる感覚がたまりません。しかもありがたいことにかなりの肉のボリュームです!
そして豆カレー……
ここの豆カレーは豆の食感を残しつつも柔らかく煮込まれてて、こちらもカレーによくなじむ仕上がりとなってます。
コフタカレーと比べると少し優しい味わいで、緩急をつける意味合いでも200円出してこのオプションがつけれるならカツ的にポイント高いです!
コフタ2:豆カレー1くらいのペースで食べ続けると無限に食べ続けられますがカレーは無情にもどんどん減っていきます。ああ、完食……汗だらけになりましたが不思議と爽快感が残るCini curryさんでした。
さて、店を出て13時過ぎ。
おなかはまだまだ余裕(何せこのために朝食を野菜ジュースだけですませたのだ!)だったので、予定通り二軒目へ。そのままJR元町駅に向かい普通電車で芦屋駅へ。そう、目的はPEACE CURRY(ピースカレ)さんです!
こちらのお店、スリランカカレーと欧風カレーの2枚看板なのですが、先日発売された今年度版の関西究極のカレーでは欧風カレー部門で準グランプリを受賞されてます。
店に到着したのが13時50分ほど。ラストオーダー40分前とはいえ平日昼だから大丈夫だろうと思ってたら店内テーブルは満席、なんとか空いているカウンター席に案内してもらったのですが、すでにスリランカカレーは売り切れとのこと。すごいな!
とはいえ、今日はもとより欧風カレー目当てだったので、ちょうど良いとばかりに欧風カレーのメニューを眺めます。ポークカツトッピングか唐揚げトッピングかチキンカツ南蛮トッピングしか目に入らないデブの権化……
そんな僕に店員さんが申し訳なさそうに告げました。「すみません、欧風カレーも一部売り切れで……エビフライと唐揚げは売り切れてます」
そうか、ならばポークカツで! と注文しかけるも、下のトッピングメニューの欄が気になります。「スパイスコロッケ」? 心揺さぶられるも、とんかつにコロッケは重過ぎるだろう、と思い直し、ホウレンソウを追加トッピング。家系に行ったらほぼ必ずホウレンソウ増しをトッピングするほどホウレンソウが好きなカツ。意外と健康志向なんですよ!(違う)
さて、待っている間にメニューの裏を眺めてみると意外とドリンク類も充実しておられる。今は昼間営業だけっぽいですが、コロナ落ち着いたら夜もやってくれないかな? それにしても店内の女性客率高いなあ、というかマダムたちが多いなあ、などと思いつつ待つことしばらく……。
福神漬けだけではなくフライドオニオンまでついてくる辺り憎い演出ですね。
さて、食べてみると……欧風カレー特有の野菜果実系の甘味がまずはやってくるのですが……ここから結構辛みが遅れてやってきます。甘い、でも辛い! 辛みがあるからこそ甘味を求めて次の一口。でもやっぱり辛いので次の一口……ととても計算高いカレーです。僕は密かにこういうループ系のカレーを「あざといカレー」(褒め言葉)と呼ぶことにしました。
ポークカツもカレーと馴染む薄目のものですが、しっかり食べ応えはあってグッド。高速で食べ終えてしまいました……
ちなみに写真ではわかりにくいですが、ホウレンソウがルーの中に隠れており、これがまたこのルーに変化を与えてくれます。やっぱりホウレンソウは正義。こちらのお店でもホウレンソウは店員さん曰く人気だそうです。
さて、ここからインターバル。
武庫之荘の自宅へ戻って家事をしてから夕方病院へ向かうために大阪へ。
夜は肥後橋に行って、何度も通ってるはらいそスパークルさんとさぼてん食堂さんに伺う予定でしたが、はらいそスパークルさんが大盛況で、忙しそうだったので今日のところは大人しく撤退。さぼてん食堂さんへのみ伺うことにしました。はらいそスパークルさんの2020年版冷やしカレーを食べるために、また大阪へ行く口実を作らなければ……!
さて、さぼてん食堂さんはいつも夜に伺うことが多く、限定カレーも品切れが多いのでお気に入りの欧風キーマカレーを食べることが多かったのですが、今月のカレーがラムカレーだと聞いてさすがに食べたい衝動が抑えられず。店主さんに聞いてみるとラムカレー残っている(というか、人気すぎて朝も夕方も仕込んでいるとのこと)とのことだったので思わずガッツポーズ決めて注文しました。
ワンオペで店内賑わう中次から次に揚げ物やってカレー盛り付けて出す店主さんの手際に見とれることしばし。
注文のラムあいがけカレーが出てきました。
なんだこのオシャレな一皿は!
ラムのカレーにラムカツをトッピングしたこのカレー。
普段ラム肉を食べれない僕の鬱憤を晴らすかのようなカレーですが、野菜が思ってた以上にもりもりでテンション上がりますね。これは所謂「映え」というやつですね!
さて、実食……
ここのキーマカレーに慣れている僕(時には激辛メニューの火山キーマも完食する)からすると、穏やかな味わいに感じられます。生クリームもそうなのですが、野菜の甘味がそれに貢献するところが多いです。でも、しっかりカレーのコクとパンチは残ってて、非常に美味です。
ですが、このカレーの主役はなんといってもラム肉!
ルーの中に入っているラム肉はまるで高級な牛肉かのようにほろほろとした柔らかさとジューシーさを兼ね合わせてます。そしてしっかりと残るラム特有の香り。スパイスと調和しつつも、スパイスで暴力的にその特徴的な香りを封じ込めにいっていないところが非常に嬉しい。そう、これでラム肉、そしてこれがラム肉。
だけどだけど……まだまだ触れていない要素があります。
それはご飯の上で鎮座するラムカツ。
こちらを少しカレーに浸してご飯といただきます!
カリっとサクッとあがった衣の中にはしっとりとしたラム肉。
こちらはルーの煮込まれたラム肉と違い、弾力があり、この二種のラム肉が奏でる食感の対比がスプーンを休ませません! ラム肉とラム肉を合わせるというだけでなく、この対比の演出こそがこの皿の真骨頂だったのかもしれません。僕も自作カレーでチキンやポークで似たようなことをしてきましたが、こういう技術、参考にさせてもらいたいです。僕は天才的な発想力も食材に対する知識もないので何度も試作するしかない気もしますが……
他にも薄切りのライムが意味ありげに添えてあったり、生のトマトが一切れ入ってたり、この辺りも味の変化をつけようという意図が見えてとても楽しいカレーでした。欧風カレーのお店で何軒か複数回通っているお店もありますが、さぼてん食堂さんのカレーはいい意味で欧風カレーの概念を覆しにきている印象がありますね。
さて、今日は美味しいカレーをたくさん食べれて幸せです。
やはりカレーはいい。人を幸せにしてくれる。
こんな時期ですが、お店の皆さまには感謝しかありません。
いつか、心おきなくカレーを食べ歩ける日が来ることを願って、今日はおやすみなさい。
あ、最後になりましたがこの時点で文字数が4000字を超えてしまいました。
どうもオタク気質が祟って、筆が乗ると文字が増えてしまいます(笑)
こんな長い記事を最後まで読んでくださった方がもしいらっしゃったなら、本当にありがとうございました!