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夏のスパイスカレー 試作・実食編

最寄駅から徒歩7分歩く間に汗でTシャツが張り付いちゃう灼熱の夜にこんばんは!

今日は夕方土砂降りの雨が降ったから温度下がるんじゃね? と期待しましたが湿度が上がっただけでしたね……。

ここの記事を書くのも一週間ぶり。

最近金曜夜にばかり書いてるし、いっそ金曜日定期更新にしましょうかね……

さて、今回のお題に入る前に、僕が去年の初めころから何度か通っている肥後橋の創作スパイスカレーの雄、はらいそスパークルさんが3周年を迎えられました。

店主のジョルさん、大変な時期ですがおめでとうございます!

僕はそんな頻繁に通える客ではないのですが、それでもお伺いできる日はどんな驚きに満ちたカレーを食べれるのだろう、といつもワクワクしてます。

これからも熱中症やコロナをケアしつつ、美味しいカレーをお願いします!


では本題、なんですが……

そもそもこのタイミングで敢えてはらいそスパークルさんの3周年記念カレーを食べに行っておいてその記事を書かないのはおかしいんじゃないか?

僕もそう思います。

しかし!

今回のジョルさんの渾身のカレーを語るには、前座が必要でございまして……

そこでこの記事のタイトルに戻るわけでございます。


季節は夏!

ダラダラ汗かきながらカレーを食べるのが美味しい時期!

そんな夏にピッタリなカレー……

夏野菜メインのイン〇タ映えしそうな優しい欧風カレー?

今流行ってそうな冷製カレー?

残念、その辺もやりたかったけど、僕にいいアイディアが降ってこなかった!

そうじゃなくって……夏にピッタリなスタミナ満点のあの食材。

そう、ウナギだっ!

実のところウナギを使ってカレーを作りたいというアイディア自体は今年の夏に入って牛丼チェーンでうな丼が出始めた頃からずっと考えてました。

でも、僕の中でどうにもウナギのかば焼きをカレーに落とし込めるイメージがわかなかったんですよね。

そこで……考えついたのはお得意の多国籍カレー!

今回は四川料理のレシピを元に、和の食材とインドのスパイスで攻めてみることにしました。

使う食材は、ネギ・ナス・ウナギの白焼きを中心に、調味料と中華出汁を合わせます。

今回はあくまで煮込みメイン。

テンパリングと煮込み段階で花椒の力を、仕上げに和山椒を、ということでシビカラを目指しました。(辛みはカイエンペッパーと豆板醤。コチュジャンは使わず、味噌醤油シャンタンスープの素をベースに、辛みを調整する感じです)

ただ、調理前に問題がありました。

家の近くのスーパーに、ウナギのかば焼きはたくさん売ってるのですが、白焼きが全く扱われていない!

困りに困って三宮まで出て、三宮阪急さんの地下食品売り場鮮魚コーナーでなんとかウナギの白焼きを扱っているコーナーを見つけて、でかいウナギを一本買って帰りました。本当は二本ほしかったですが、ワンパック3240円ですもの、仕方ありません……

さて、気を取り直して調理。

普段僕はほとんどのカレーにみじん切りした玉ねぎを炒めて甘味を出してるのですが、今回は珍しく玉ねぎを使わないメニューです。

その代わりにみじん切りにした白ネギとニンニクとショウガを炒めます。

油で最初に花椒や赤唐辛子、クミンシードなどのホールスパイスをテンパリングしているとはいえ、この辺は麻婆豆腐のレシピに似てるかな。

さて、いい香りが立ってきた辺りで豆板醤を加え、焦げないようになじませ、その後カットしたウナギの白焼きを加えます。

ここでウナギは油になじませるくらいで、炒めすぎないようにしました。

その後カットしたナスを追加後、こちらも軽く混ぜた後パウダースパイスを投入。今回はクミンコリアンダーターメリッククローブカイエンペッパーなど、基本のスパイスしか入れてません。

あー、このパウダースパイスをバサッと投入して具材と馴染ませる時にフライパンから伝わってくる、スパイスの叫び。

この香りがたまりません……

さて、スパイスが馴染んだらすぐにシャンタンスープの素で作った簡易中華出汁を投入します。今回は400~500mlくらいしか入れなかったんじゃないかな。

そのまま弱火でふたをして10分ほど煮込みます。

さて、適当なタイミングでふたを開け、薄い輪切りにしたナスの火の通りを見ます。

硬かったらダメですが、ここでそこまでクタクタに煮込みません。

ウナギの大きさに合わせて薄い輪切りにしているので、形が崩れてしまうのは良くないなと思ってこうしただけですが、そこはお好みで調整してください!

火が通ってたら、味噌醤油味醂料理酒豆板醤少量を混ぜたものをダイブ!

ウナギが崩れないようにゆっくり混ぜ、再び煮込みます。

あとは、ナスに味が馴染んだら完成!

仕上げに鍋全体に軽くごま油を垂らして混ぜてください。

そうそう、僕は大体のカレーでこれするんですが、完成後少し放置して冷ましてから再加熱すると、スパイスがスープにまとまるのと味が染み込むのとで美味しくなる気がします!

そんなこんなで盛り付け!

今回は小口切りにしたネギと、大人のコーンマヨ、塩とごま油だけで味付けしたニラモヤシ炒めをトッピングしてみました!

ウナギの四川風煮込みカレー

実はこれ、カレー好きの彼女と現在僕とルームシェアしてる友人との2人にも食べてもらったんですが、評判は上々。特に彼女は今まで食べたウナギ料理の中で一番美味しいと言ってくれました。友人もするすると食べられると言ってすごいスピードで完食してくれたのが嬉しかったですね。

自分でも驚いたのは、ウナギが思いのほかふっくらしてて、かつ、カレーと馴染んでいること。

味噌とシャンタンスープの濃厚な味わいに負けないエネルギッシュな食材であるウナギを、ピリピリと麻辣風味のスープカレーとして食べる。一見取っ散らかった要素なんですが、これが不思議な調和を生み出します。あと、箸休め的に食べる僕お得意の大人のコーンマヨがまたいい塩梅に刺さる。

この夏ウナギをカレーにして食べた人も日本にはそうたくさんはいないかもしれないですが、ウナギカレーにこのアプローチした人もそんなにいないんじゃないかなって思うんです。

でも、美味しいんですよこれが。さすがは阪急の鮮魚コーナーさん、いいお仕事をなさる……。

まあ、素材の良さはもちろんあるのですが、それを差し引いても十分料理としても是非推していきたい組み合わせになりました。


まあ、そんな訳で思うのが、カレーって本当に懐が広いジャンルだなってことです。

何をやっても美味しくなるのがカレーとはよく言ったもので。

こういうカレーに行きついた時、カレー作り始めてよかったなって思うんですよね。

さて、次の記事は前述のはらいそさんのカレーと、元町の人気スパイスカレー屋さんのロクヨンカレーさんの週替わり二本立てでいきます。

どっちも海鮮メインのカレーでしたがアプローチがこれらのカレーも全く異なり、美味しかったとだけ今は書いておきます(笑)


では、また更新できる日まで……。

追伸・見出しのミルクサワー、むちゃくちゃ美味しかったんですが買ったコンビニで最後の一本、他のコンビニにもなかなかおいてません……。




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