MBA受験体験記 #12 HBSインタビュー対策
オーソドックスなインタビューについては、前回の記事でまとめた方法で乗り切りました。今回は、少し特殊なHBSのインタビューについて私自身がどのように対策したかをまとめておこうと思います。
概要
大半の学校のインタビューでは面接官はレジュメしか受験生の情報をもっていないBlind Interviewといわれる形態で行われます。
一方、HBSは全く真逆のケースでした。HBSのインタビューはアプリケーションを熟読したAdmissions Team(日本人の場合は、Eileenという方が行うケースが多い)が直接実施します。
アプリケーションに記載の内容は読み込まれているため、面接では、アプリケーションに書いた内容+α(深堀り)を発言できるか、また、他の学校の面接と比べ、質問ペースが速い点が異なっております(私は30分間の面接で31問の質問を受けました)。
対策
このように、他校と大きく傾向が違うため、個別に対策を実施しました。具体的には、HBS用にインプットとアウトプットを継続していきました。
インプットについては、江戸義塾やJessicaおよびEssaySnarkにアプリケーションを見せ、私用にカスタマイズされた質問の作成を依頼しました。
HBSの授業はすべてCase Methodという形態で行われ、ディスカッションする力があるか、授業でクラスに有益な知の共有ができるかという点が重要のようです。そのため、受験時の面接においてもこれらの素養が備わっているかが試されているように感じました。
一般的な回答では面接官を納得させることはできませんし、具体性に欠ける回答には、”How?”や”For example?”などのフォローアップ質問が行われることもあります。そのため、想定される質問に対し、回答を作る過程で会社や業界(経営課題や競合環境、トレンドなど)に関する調査・分析を行いました。ただし、全ての想定質問に対して、同レベルの深さで準備する必要もなく、自分の”コア”(私の場合は農業や金融)と思われることに対してのみ調べておけば十分と言われておりました。
そのほか、面接中にAnything to addと聞かれることに備え、必ず伝えたいメッセージを3~5つくらいを引き出しとして準備しておくようにしました。
アウトプットについては、複数のカウンセラーやオンライン英会話で練習を重ねました。このなかで、新たな質問を受け、うまく答えられなかった質問については、更にインプットを重ね、というサイクルの繰り返しでした。
私のここでの失敗は、あまりにも練習をし過ぎて、回答があたかも丸暗記しているかのように聞こえてしまうことでした。Jessica曰く何回も練習しているような質問に対し回答するときの私は、表情も消えてしまっているという指摘を何度も受けました。
この状態を防ぐためVinceなどは同じ回答でも毎回違う言い回しで回答することを勧めているようです。
なお、HBSはインタビュー後に、Reflection Noteというレターを24時間以内に提出することができます。ここの書き方は江戸義塾のセミナーで教えてもらえます。
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