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まち歩きマップ「和泉そぞろ」de街クネしてみた ~光明池周辺の段~

大阪府和泉市の情報を勝手に発信する「勝手に和泉市ラボ」です。
今回は私が通ういずみ市民大学まちづくり学科の先輩方が作った街歩きマップ「和泉そぞろ」を見ながら、街歩き=街クネをしてきました。
(この記事は2098文字です)


ところで「街クネ」って何?

「街クネ」という言葉は「街をクネクネする」の略語。昔の関西ローカル番組「夜はクネクネ」が由来だと思うのですが、この番組の内容が夜の街をぶらぶらと歩きながら、行き交う人に話しかけていくというもの。いわゆる街ロケの元祖的な番組。だから関西の年配の方は「クネクネ」という言葉を使われているようです。(あくまで個人の所感)
だから当ラボで街中を散策することを「街クネ」と定義します。

「和泉そぞろ」を見ながら、光明池へ!

今回参考にしたまち歩きマップ「和泉そぞろ」はこちら。

https://satomachi-izumi.com/wp-content/uploads/5f790a144d3b4676d08c7b80640d7c25-1.pdf

泉北高速鉄道・光明池駅から光明池へ向かい、この地に残る光明皇后ゆかりの地を訪れるというもの。では早速!

光明池駅から光明池へ

泉北高速鉄道、光明池駅を出発
「和泉そぞろ」を見ながら、駅前の商業施設を抜けていきます
地図にあるカルフール跡地。和泉市民にはノスタルジーを感じさせる場所です

和泉市民には懐かしくても、カルフールを知らない人も多いのでは?カルフールの詳しいことについては下記のWikiで

「和泉そぞろ」によれば甲斐田川の左側の路地を歩いていきます
細い道をクネクネ。川の向かい側は和泉市立光明池球技場です
道なき道を進むと堤防が。進撃の巨人の壁のような雰囲気
ここを上がっていくようです。結構あるなぁ
階段がしんどい方は横にスロープ状の坂がありますのでご安心を
なんとか階段を上り切った!振り返ると絶景!堤高26mからの眺めは格別
登り切った先も光明池の絶景!頑張った甲斐があります

光明皇后ゆかりの地・光明池周辺をクネクネ

泉北地域では、大正末期から昭和初期の人口増加とともに耕地面積が拡大されてきました。それにも関わらず農業用水のほとんどを雨水に頼っていたため、干ばつがによる不作が頻発していました。そのため槇尾川からの取水による大容量の農業用ため池の新設が検討され、1931年(昭和6年)から1936年(昭和11年)にかけて光明池が築造されました。

ちなみに光明池の名称の由来は光明皇后(聖武天皇の皇后)ですが、池の周辺には光明皇后にまつわる伝説があり、それにちなんで光明池と命名されました。

光明池の周りをクネクネ。堤防の先は記念碑と神社があります
雨乞い蛙の像。結構デカい!重さは5トンあるそうです。
光明池守護神社。光明池のほとりに鎮座する小さな神社です
神社を後にして反対側へ向かう途中、塚っぽい場所に看板が
光明池朝鮮人労働者慰霊碑。工事の際に犠牲になった朝鮮人労働者10数名の慰霊碑です
先ほどいた場所の反対側に到着。こちらからの眺めも良いです
光明皇后御生誕伝承之地記念碑

光明皇后について詳細は省略しますが、生誕の地・和泉市に伝わる伝説には興味を惹かれます。場所は離れていますが、和泉市国分寺町にある光明皇后の生誕の地の碑や浄福寺の母鹿の足跡石も訪れてみたくなりました。

光明池から室堂、そして照田光田伝説の地へ

光明池を訪れて光明皇后についてテンションが上がったところで、光明皇后伝説「照田光田」の地を目指して、室堂町へ向かいます。

光明池からこの坂を下って室堂町へ
「和泉そぞろ」では国道480号線からこの路地を歩きます
「和泉そぞろ」は路地が好きだなぁ
和田浄水場。水源が光明池なので訪れているようです
瑠璃山森光寺。和泉西国霊場第4番だそうです
このお堂にご本尊が祀られています
本尊の千手観音像。槇尾山施福寺と同木同作だそうです

感動のゴール?光明石を拝見

少し寄り道しましたが、いよいよ今回の「和泉そぞろ」のゴール、光明皇后伝説「照田光田」の光明石へ向かいます。

再び480号線へ。今度はこちらの農道?を通ります
「和泉そぞろ」を頼りに目的地へ向かいます
あれ?見当たりません
見落としたのか?少し戻ってみることに
「和泉そぞろ」をよく見ると、グレーチングの下にある???
グレーチング?
グレーチング?これ?
これ?
これやん!!!

看板や目印もなく、近くを通った住民の方にも聞いてみたのですが、誰も知らないという回答。地元の人も知らない歴史的な遺跡って、、、

でもこの石が今回のゴール。こんな場所をゴールにする「和泉そぞろ」って、、、
光明石から光明池を望む。
ここで藤和不比等が光明皇后を見初めたと思うと感慨深いですなぁw

まとめ

今回、「和泉そぞろ」を元に街クネを敢行しましたが、なかなか面白かったです。地元民ですが、こんな身近に知らないことがたくさんあったんやなぁ、と気づかされました。
それとこの「和泉そぞろ」という街歩きマップ、よくできているなぁと感心。先輩方が一所懸命作った情熱が伝わってきました。
掲載ネタがなくなった時はこの地図をもとに街クネしたいと思いますw。

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