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【6/22対広島10回戦●】どうすれば広島に勝てますか…?一時勝ち越しもアルカンタラが2被弾でサヨナラ負け…。

こんにちは!かったーです!

阪神タイガース、3連敗です。

上位打線、特に佐藤輝明選手の活躍で同点・勝ち越しに成功しましたが、アルカンタラ選手が2発の手痛い本塁打を浴びサヨナラ負けです。

これで広島との対戦成績が”0勝9敗1分”となり強烈な苦手意識が植え付けられてしまいました。

まずはどうにか1つ勝って苦手意識を少しずつ振り払ってもらいたいですね。


重苦しい雰囲気が漂っていますが、「1,2番コンビの入れ替え」が功を奏し大山悠輔選手以外の所で点数を奪えたのはポジ要素だと思います。

先発投手が本来の踏ん張りを再度発揮し始めれば、十分連勝を狙えるチーム状態だと思うので、重苦しい今を我々ファンも耐え忍んでいきましょう。



スコア・責任投手・本塁打

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

佐藤輝明

チームを勝ちに導くことはできませんでしたが、主軸として価値ある”3打点”を挙げてくれました。


1打点目は1点を追う5回表、1アウト満塁のチャンスで打席が回ります。

ド派手なタイムリーとはいきませんでしたが、ファーストゴロで最低限の仕事を果たします。

甘いボールだっただけに勿体無さも残りますが、このような最低限の仕事ができず三振やポップフライを上げる打席がこれまで多かっただけに、アウトになりながら打点を稼げたのは本人にとってもチームにとっても大きかったと思います。


2打点目はまたも1点を追う7回表、2アウト3塁の場面。

ケムナ誠選手の初球のストレートをバットを折りながらレフト前に運び同点タイムリーとします。

バットを折られても内野の頭を越える佐藤選手のパワーを再確認できた打席でした。


この日最も価値ある一打となった3打点目は延長10回表、ノーアウト1塁の場面。

3球目のフォークを上手く拾い、勝ち越しのタイムリーツーベースを放ちます。

並のスイングであればセンター前ヒットにしかならないような打球方向でしたが、とんでもない鋭い打球でフェンスまで運びます。

いやー、とんでもないパワーですね(笑)


近頃は絶好調の大山悠輔選手の活躍ばかりが目立ち、他の選手での得点が少ない試合が続いていました。

そんな中でもう1人の主砲である佐藤輝明選手の活躍で点数を奪えたのはかなりのポジ要素だと思います。

広島戦での初勝利はまたしてもお預けでしたが、ポジ要素にしっかりと目を向けてできるだけ良い雰囲気で次の試合に臨んでもらいたいですね。



アルカンタラ

代役守護神を務めているアルカンタラ選手が痛恨の2被弾を喰らってしまいました。


佐藤輝明選手が勝ち越し打を放ち、多くの阪神ファンが勝ちを確信していた10回裏、自身2度目となるクローザーとしてマウンドに上がります。

先頭の坂倉将吾選手に3球目の152キロのストレートをライトスタンドへの同点HRとされてしまいます。

打った坂倉選手が凄いのはもちろんですが、3球続けてストレートを選択した阪神バッテリーが不用意だったと批判されても仕方ないかなあと感じました。


この点に関しては緒方孝市さんも指摘しています。

梅野は3球続けて内角に直球を要求していた。球威で押して、ファウルを打たせて、カウントを稼ごうという考え方があったのかもしれない。しかし、この状況では僅差で1発を警戒しないといけない。ましてや坂倉は長打力のあるクリーンアップだ。これは結果論で言うのではなく、セオリーとしては、打者の目線の最も遠いところ、つまり外角低めが長打を防げるコースから慎重に入る必要がある。外角を中心とした組み立ての中で、内角を使うにしても、踏み込ませないためにボール球にするといった使い方がある。1発を打たれてはいけない場面で、セオリーとは違う配球を選択したというのは、反省すべきだろう。

【緒方孝市】阪神梅野のセオリーとは違う選択 10回坂倉への3球続けて内角直球は反省すべきhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4f87712ad874c609941626723e91e874956212c0

1発だけは避けなければならない場面でセオリーとは違う配球を選んだ点に関して、反省を促しています。


この時点で残っていた中継ぎ陣は石井大智選手・ケラー選手の2人で、どちらもビハインド時に投げる投手、さらに登板すれば連投という条件も重なったので、アルカンタラ選手のイニング跨ぎを首脳陣は選択します。

二者連続三振を奪った直後、宇草孔基選手に初球のストレートを完璧に捉えられサヨナラHRを許してしまいました。

堂林翔太選手・曽根海成選手に変化球主体の配球をしていたので、宇草選手の頭の中に変化球の意識があると判断し、ストレートならストライクが取れるだろう、そんな狙いがあったと思います。
(素人の推測です。)

とはいえ2アウトを取って安心し、スッとストライクゾーンに投げてしまったようにも見える1球はどうしても後悔が残ります。

ただこれまで勝ちパターンとして奮闘してきたアルカンタラ選手を責めることはできないでしょう。

慣れないクローザーという役割で1球の怖さを再確認できたであろうアルカンタラ選手の今後の成長に期待です。



気になったこと

投手陣に試練の時がやってきたか?

開幕当初こそ苦しんでいたものの、青柳晃洋選手合流以降はほとんど試合を壊すことがなかった阪神投手陣ですが、梅雨の訪れとともに少し不安定な状況が続いています。

決して大崩れしている訳ではありませんが、先発・中継ぎともに手痛い失点が交流戦明けから増えています。


まずは先発陣

交流戦明け5試合の先発投手の投球内容がこちらです↓

6/17 青柳晃洋
6回 96球 被安打3 奪三振6 与四死球4 失点4(自責3)

6/18 伊藤将司
9回 94球 被安打3 奪三振3 与四球1 失点1

6/19 西純矢
3.1回 64球 被安打4 奪三振2 与四球4 失点3

6/21 西勇輝
5回 83球 被安打7 奪三振4 与四球0 失点5

6/22 ガンケル
5回 90球 被安打10 奪三振2 与四球0 失点3

伊藤将司選手を除いて「イニング・失点」が期待値を下回る水準になっているのもそうですが、1番気掛かりなのは5人の内4人が先制点を許しているという点です。

現状の阪神打線を考えると序盤の1,2点なら十分取り返す力はありますが、先制点を許すと流れが相手に渡ったまま試合が進むので、どうしても苦しい展開になりやすいと思います。

決して大崩れしている訳ではないので責めることはできませんが、先発が先制点を許さずピシャッと抑える展開を次戦以降期待しています。


続いて中継ぎ陣です。

交流戦明け5試合で失点した中継ぎ陣がこちらです↓

6/17
岩貞祐太:0.2回 1失点

6/19
加治屋蓮:1回 1失点
湯浅京己:0.1回 3失点

6/22
アルカンタラ:1.2回 2失点

失点数そのものはそれほど多くありませんが、勝ちパターンを担っている湯浅京己選手・アルカンタラ選手の複数失点が続いてしまったので、イメージは悪くなってしまっています。

先発陣の苦しい時期と重なっていることもあり、勝ち切れそうな試合を落とす結果に繋がったのも印象が悪くなった要因の1つでしょう。

次戦からはリフレッシュ目的で抹消されていた岩崎優選手が帰ってくるので、もう少し落ち着いた戦いぶりができるはずです。


先発も中継ぎも梅雨のじめじめした気候とシーズンの疲れが重なった結果がこの5試合に表れているのかもしれません。

それでも今の阪神は投手力で勝ちを拾っていくチームなので、彼らの踏ん張りは欠かせません。

嫌な雰囲気を振り払う”快投”を次戦以降楽しみにしています。



1,2番の入れ替え

前回の試合振り返りnoteで「1番島田・2番中野の状態が気掛かりだ」と書かせていただきました。

交流戦明け4試合で単打4本・四球1つだけでは「ドラ1クリーンアップ」の前を打つ選手としては苦しいと指摘しています。


そんな中矢野監督は「1番中野・2番島田」に組み替えてこの試合に臨み、これが見事にハマります。

中野拓夢選手は3安打猛打賞・島田海吏選手は1安打1四球に犠打も1つ決め、1,2番の役割を十分に果たすことができました。

ランナーがいる場面での「ケースバッティング」が中野選手は苦手な印象で比較的自由に打つ機会が多い1番の方が中野選手に合っているように感じます。
(走者の有無に関わらず自分本来の打撃を心掛ければ1番でも2番でも結果を残せると思うのですが、2番に入って走者がいると変に考え過ぎてしまう印象です。)

となるとこの2人で1,2番を組むのであれば、「1番中野・2番島田」の方が実は収まりが良いのかもしれません。


個人的には「近本佐藤大山糸原の並びを崩さずに1つずつ打順を詰めた方がしっくりくる」と思っていますが、中野選手・島田選手がガンガン出塁してくれるのであれば、今の打順でも問題ないと思います。

この試合のような活躍を次戦以降も持続できるかに注目していきたいと思います。



こんなnoteも投稿しています↓

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ありがとうございました。

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