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30年勤めた会社を退職して思うことを書いています 第3回 体からのSOSに従う大切さ

2024年12月27日(金)

今年もあと4日となりました。
今年は退職という一大決心の年でもあったかもしれない。
最初に書いてなかったが、私はうつ病が原因で会社を辞めた。
パワハラにあったのかというと、否定はしないし、うまく言えないが、正直なところ会社に呆れたということだと思う。
理由は膨大にある蓄積なので徐々に書いていきたいと思います。
私は根性がある方だと思うが(今は根性は関係ないことが多いので弱いかも)最後は体がSOSを出してきた。
最後は情けないことだが、逃げたことになる、忘れもしない5月14日土曜日、12時40分だった。
途中早退し、それから会社に出社することはなかった。
その日は体と思考が限界を迎えたことが自分でもわかった。
ここでストップしろと体が言っているように聞こえた。
30年もさまざまなことを乗り越えたつもりだったが、その経験があってももう体が動かない状況になった。
もう耐えるとか、乗り切るとか、我慢とか、正念場とか、甘えとか、逃げたら負け犬とか、そんなこと誰でもあることなのに根性ないとか、バチが当たったとか、前に向こうという自分の意思に対して、間違いなく体から指令が来た、生きるために逃げろ!だった。
今思えば、脱出してよかったと思っている。あのまま会社にいたら、完全に崩壊していたと思う。
大袈裟ではない。
人の精神や心は極限になると制御不能で、最悪の場合は命を落とすと思う。
上場企業に勤めれば、金銭面では困らないのは確かだし、金銭面というのは切実な問題なので最優先で考えないといけないのは確かだ。
しかし、この時は今までの常識では通用しないと思った。
社会的な地位や今までやってきたこと、取得していた数々の資格、仕事の経験値を全て捨てる勇気がない人が大半だ。
正直そこまでは考える力が残っていなかったのかもしれない。
今になってそれらは、経験にはなったが捨ててもさほど問題ではなかった。
まず逃げることが最優先で後のことは落ち着いたら考えるしかなかった。
うつ病が酷い場合は物事を同時に考えることができない。
さらに言うと、一つでも考えられない場合も多い。
よく会社でうつ病と診断され1ヶ月休んで元気に出社する人はいるかもしれないが、本当に重度のうつ病は1年ぐらいでは回復しない。
早退した次の日に精神科に行き、重度うつ病と診断された。ドクターストップですと言われ、まず3ヶ月は休むように言われた。
しかし、3ヶ月ぐらいでは何も変わらなかった。
うつ病というのは脳の病気だという。どういうメカニズムなのかは現代医学でもわからないようだ。
健康体の人はわからない感覚だが、誰でも起こりうる可能性もあるので、無理はそこそこにすることをお勧めします。







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