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お金がない!支払いが出来ない!
ついにドル円の為替レートが160円になりました。
輸入に頼る日本人の生活に大きなダメージを与えるでしょう。
この夏は例年よりも猛暑になる予報で、電気代も問題視されており、政府は補助金を出す模様。
賛否はありますが、国民の生活を第一に議論して欲しいと思います。
「お金がない!支払いが出来ない!」とは、若い頃に、毎月のように僕が困っていたことです。
経営のけの字も知らずに独立せざるを得なかった若い頃。
経営者になれば儲かるなんて甘いものでもなく、むしろ借金まみれになる経営者も多い。
電話が止まる。電気が止まる。支払いを待ってもらう。
なんて事は、ザラにありました。
知り合いから電話が掛かってきてたのに、「携帯電話止まってたで」と言われるのはとても恥ずかしかったことを思い出します。
ご飯やパンにマヨネーズだけ、パスタを茹でて塩や醤油だけ、なんて日もありましたね。
今の知識や経験があれば、当時と同じ状況になっても、その時ほど困ることは少ないでしょう。
とすれば、今と何が違うかというと、経営の考え方。
その中でもお金の事をいくつかを挙げると、
1. Cash is King,
2. Cash Flow is Queen.
3. 経費削減
4. 粗利益中心
5. レバレッジ
1. Cash is King,
これに関しては言うまでもなく、現金を持っていれば会社は潰れません。
そのために支払いが出来たとしても、分割払い、銀行融資、リース、クレジットなどの活用をしましょう。
借金は嫌だというのは感情論で、経営的にはCashを残し、信用を担保にするのは王道です。
2. Cash Flow is Queen.
財務三表で言うキャッシュフロー(資金繰り)のこと。
入りは早く、出は遅くとも言いますが、入金は1日でも早く回収し、出金は1日でも遅くに交渉します。
大手企業でも下請けには2ヶ月後や3ヶ月後払いでないと取引しないと交渉しますので、我々弱小企業が交渉しないなんてもってのほかです。
3. 経費削減
売上を上げることは大事ですが、コントロールが難しい部分もあるのが売上。
経費は切り詰めると削減出来るものです。
弊社でも直近で費用一覧を作り直し、1ヶ月で50万円の経費削減をしました。
このメルマガを書いている時点でも、別途月20万円の削減交渉をしています。
意味のある費用は使うべきですが、解約忘れ、交渉漏れ、代替案の模索など、出来る努力をしましょう。
4. 粗利益中心
売上は上げようと思えば上げれますが、利益は単純なものではありません。
人を増やし、広告費を増やし、店舗を増やせば売上は伸びる。
しかし、経費が過大にかかるため利益は残りません。
利益の原資となるものは、売上から原価を引いた粗利益です。
原価交渉、単価アップ、付加価値アップで、粗利益の最大化をしなければ、利益の最大化にはなりません。
5. レバレッジ
レバレッジとは、テコの原理のイメージですが、少ない労力で最大限のリターンを得ること。
色んな使い方がありますが、お金のところで考えると、銀行借り入れです。
常に金融機関に業績を報告し、社内を理解してもらい、信用をベースに運転資金や設備資金を借り入れます。
これは元手ゼロで、何千万と資金を得るレバレッジの例。
その他でも不動産投資をするなら、頭金20%のみで、残り80%を借り入れ、金利2%だとしても利回りが8%あれば、年間の利回りは6%出せます。
これもレバレッジの例。
頭を使えば、手元資金は少なくても、収益は出せるもの。
「お金がない!支払いが出来ない!」
なんて状況は、誰にも経験して欲しくありません。
しかし、その状況の多くは本人が招いたものでもあります。
その本質は「お金の知識」「お金の考え方」に他なりません。
利益を残す事は、「売上の最大化」と「経費の最小化」以外に方程式はありませんので、諸々を徹底しましょう。
これは法人も個人も同じですね。
いつも応援しています!!
株式会社エックスラボ
代表取締役 藤 勝行