「五能線とドリームハラスメント」
新青森から東京への移動で乗った新幹線で、その青年はたまたま私の席の隣に座った。
私は大人1名、小学生1名の2名分しかチケットを購入しておらず、2歳の息子を空いた席に座らせ、3人席を占領していた。その青年は、小学生の息子が現在座っている窓際の席のチケットの持ち主で、彼は窓際の席に座る権利を持っているのだが、青年は気を使ってくれて、息子に窓際の席を譲ってくれた。
見た感じは17,18歳の大学生くらい、きちんとした礼儀正しい、育ちの良さそうな青年だった。
その日は大雪の影響で、新