人工内耳手術日記9日目:たんこぶ発見
人工内耳を埋め込んでから5日目。ベルソムラ1錠でよく寝られた。夜中に1度目がさめただけで朝食時間の直前まで寝ていた。痛み止めをくれるはずが何かの行き違いでもらわなかったけど、夜中に傷がうずくことも少なくなった。
病衣の襟が血で汚れていたので、自宅から持参した「芸協らくごまつり」のTシャツを着用する。上だけ変えただけなのに気分がちょっと変わる。水色の前開きで左胸に病院名が書いてあるワッペンが入ってる病衣を着ていると、振る舞いや考え方がなんだか「患者モード」になって、歩きかたはゆっくりになるし、喋り方はゆっくりで弱々しくなるし、動作も鈍くなるしで・・・。気のせいか?病気のため休まないといけないわけだからそれでいいのだけど。病状の変化もあるだろうが、服変えただけで少し気分がかわるのだった。
今日も看護師さんに頭を洗ってもらう。昨日とは別の若くてきゃしゃな看護さんだったけどやっぱりがしがしと豪快な洗い方だった。なんかこわい。あと、うしろ頭を洗ってもらう時に自分で頭を上に浮かしておく必要があるが、その際首の筋肉と腹筋を美容院のときよりもえらく使った。体力を要する洗髪であった。
頭を洗ってもらっている時に傷口以外のところも痛いのに気づく。左側の後ろ頭にたんこぶみたいなのができていた。耳の後ろを切ったことによりできたのだろうか。それとも手術時に体位を変える時にごつんってやっちゃったのだろうか…。謎。明日聞いてみよう。
夜ごはんまで、論文書き、大学の仕事。
今日の夜ご飯は赤飯。敬老の日だからということだが、「手術無事終了&明後日退院おめでとう」と勝手に意味づけを変えた。ひとりものは、励ましもお祝いもなぐさめもひとりで何でもできないといけないのだ(笑
「手術無事終了&明後日退院おめでとう」膳。
3日前から便秘なので夜のみまわりのときに下剤をもらって飲んだ。出たら寝ようと思って論文書いたりしながら待っていたけど、一向に出る気配がないので眠剤飲んで寝る。