◆オーディトリー・ニューロパシー(105):右耳の人工内耳埋め込み手術翌日
・術後翌日。うとうと寝たり起きたりで3時過ぎにおきてしまう。手術した右耳からの耳鳴りは大音響。どんな音がたとえると、電動のこぎり?飛行機のジェットエンジン?のような高音が常にあって、ときどき「ピー」とか非常ベルが遠くで鳴っているみたいな音がやってきて、これらがまざったり交互にやってきたり。耳鳴りの超絶アンサンブル。加えて、耳の奥と首筋、顎のあたりが腫れて痛い。体の脇も筋肉痛。痛み止めほしいほどではないが。どんな体勢で手術したんだろう。
・5時過ぎ、トイレに立ってもどってきたら気持ち悪くなって1回はいた。32時間食べてないから何も出てこない。7時台に点滴の針が抜けたころにはお腹も鳴りだしてすっかり復調、35時間ぶりの食事はしさしぶりの卵焼き。手術後に味覚異常が出る人がいるらしいが、まったく問題なし。右の咬筋は痛むが美味しくいただけた。やっぱり食器の起き方が変だったが・・・。
・9時過ぎに主治医先生の診察。右がほとんど聞こえないのでスマホの文字起こしアプリをつけておく。手術は予定通り終わって、顔面の神経と味覚の神経も傷つけていないそう。めまいがないのなら朝にはいちゃったのは薬の影響かもって。「お元気そうだから月曜の音入れのあと火曜日退院でもいいですがどうしますか」って、展開が早いな。月曜の体調をみて判断させてもらうことにした。翌日の診察は別の先生が当番になります、って。なんと講演もオンラインで聞いたことがあってXもフォローしている某先生。生でお会いできるのは楽しみ。
・午後、首に謎のテープが貼り付けてあったので剥がそうとしたら粘着力がつよい。無理に剥がしたら髪の毛にからみついてしまい、とるのに小一時間苦労する。数本抜けてしまった。ただでさえ毛量減ってるのに貴重な毛が・・・。せっかくの時間を有意義に使いたいのにろくなことをやらない。院内ぐるぐる散歩してコンビニでヨーグルトとチロルチョコ、コーヒー買ってロビーでしばし本読み。山口利勝先生の「中途失聴者と難聴者の世界」の再読は終わった。自分が書くとしたらどうか、をいろいろ考える。
・ベッドにやってくる看護師さんとのやりとりは文字起こしアプリを使っている。タブレットに向かってゆっくり区切って喋るとかえって認識が悪くなり、普通に喋ってもらったほうがよいとわかる。タブレット置いておけばいいのでかなり楽。中高年女性ばかり4人の大部屋にいるのだが、看護師ほか皆さん声が大きいもので丸聞こえ。文字起こしつけっぱなしにしていると他の患者さんへの声掛けがかなり入ってきてしまうのであわててオフに。
・体調も耳以外だいじょうぶなので、都知事選政見放送ネットで見たり(ろくなのがない・・・)、大学の勉強、学会の公募シンポジウムのご連絡をしたりして11時過ぎに寝る。眠剤なし。
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