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蟲神器 2弾新カード評価②

後編になります。
ここからは事前公開外のカードになりますのでネタバレ注意です
全カードではなく、特徴的なものを中心に紹介していきます。
あくまで個人的な評価ですので、後から手のひら返してたら鼻で笑ってやってください。

Twitter公開カード分は前回の記事で触れています。




ネタバレ注意です。(2回目)


ダイオウサソリ

評価3/5
5/1500/600(700) 「毒針(700)」一度だけ使用できる

一度だけ高威力の、毒針シリーズ。
通常攻撃との威力差がほとんど無いので、使用後も遜色ない攻撃力で殴れます。
ゴライアスに僅かに届かない700点が惜しいが、バフの起点としては面白いサイズです。

ジグモ

評価3/5
2/300/300(0) 「かくれる(0)」一度だけ使用できる。この虫を次の相手ターン終了時まで裏返す。

攻撃後に自発的に裏返ることができる珍しい能力。
裏返しの虫は攻撃や術の対象に選べないため、2回以上攻撃に参加できるチャンスが生まれます。
術で狙われない分、擬態より確実性がありますね。
素のスペックも悪くないので、こちらもバフの起点にしやすい一枚になっています。
ワンショットやアグロで斥候のように繰り出すのも面白い。

オオナミザトウムシ

評価:1/5
3/500/500 「盲目攻撃」:虫に攻撃するとき、攻撃対象は相手が選ぶ

反撃ダメージを受けるゲームなら、この手のデメリットアタッカーは相手にトレードを躊躇わせることができます。
が、蟲神器においてはそうした運用が出来ないので、もう少しスタッツを上げてほしいカードでしたね。

600/600ぐらいならけっこう評価も変わってきたかもしれません。
体力800で威力600を出せるデスストーカーとどうしても比べてしまいますが、あちらはSRですからね。
もしかするとSRでそのスペックのザトウムシ互換が……?

ハマベハサミムシ

評価:4/5
1/200/100 「とびだす」

軽量型とびだす持ち。
とびだすとしては最後の一撃で出ないと生き残れないサイズではありますが、この軽さから、引いてしまっても扱いやすい一枚。
アグロやワンショットなどはもちろん、他のデッキでもゴライアス以降のとびだすとして採用される可能性もあり得ます。
軽さは正義。

アトラスオオカブト

評価:4/5
5/1200/700(0) 「ツノ串刺し(0)」:この技を受けた虫の体力が減っていれば、その虫を破壊する。(そのとき相手は縄張りを引く)

ダメージを受けている虫を破壊できる技を持ちます。
デッキに一枚忍ばせれば要塞化への回答として使えそうです。
小型虫を無理なく採用できているデッキでなら、使用機会はそこそこありそう。
その代わり基礎打点が1200/700と、少々心許ない数値。
青の5コストは激戦区で、特にコーカサスとは突破型効果として競争関係にあり、基礎ステの差がどう響くか。

公式FAQによると、強化カードなどでツノ串刺しの威力を上げても破壊は出来ないそうです。出来たらかなり強かった、残念……!

オウゴンオニクワガタ

評価:5/5
2/300/200(400) 
「黄金バサミ(200)」:この技で縄張りを引いた相手はとびだすを使えない 
「鬼バサミ(400)」:この技は一度だけ使える

セアカゴケグモ互換の400打点技に、もう一つの技はとびだす封殺能力を備えています。
序盤に小突くときゴライアスにゲーム破壊されませんし、終盤のラス1縄張りを安全に取ったりもできます。
青400点も偉くて、器用万能というか、これ一枚でできる事が多いカードです。

チッチゼミ

評価:4/5
1/100/200 「とびだす」

1コス「とびだす」サイクルの青。
体力100という割り切ったステータスで200打点を実現。
蘇生先としてはアレですがセミシナジーも一応あって用途は広そう。
エメラルドゴキブリバチに単体でパクられることに注意(1敗)

クラウディーナミイロタテハ

評価:2/5
3/400/400(0) 「かくれる(0)」:一度だけ使用できる 攻撃後相手のターン終了時まで裏返る

ジグモ同様「かくれる」持ちの青。
ジグモは2コストで空き巣ムーブが狙えそうなのに対して、こちらは3コストのため「かくれる」ついでに縄張りを取る動きはやや期待薄。

パリーフタマタクワガタ

評価:2/5
3/500/400(100) 「フタマタバサミ(100)」:2体の虫を選び、それぞれに攻撃する

所謂テナガ攻撃。エメラルドゴキブリバチやチッチゼミぐらいしか取れないが、この系統の効果持ちとしては最軽量。
普段使いの性能も良さめですが、採用デッキは限られるかも。

キアゲハ

評価:4/5
5/1400/500 「りんぷん」:相手はこれ以外の虫を攻撃できない

でかいナミアゲハ。
こちらは最初から500打点とそこそこ殴れます。強そう!(脳死)
リュウジンオオムカデ圏内はご愛嬌。

サツマニシキ

評価:3/5
3/400/300 「毒の泡」:この虫を破壊した虫は、次ターン攻撃を受けるとダメージにかかわらず破壊される。(縄張りは引く)

倒されると相手に毒を盛ることができます。
本当にダメージにかかわらず破壊するので、威力0の技でも破壊できるし、アレクサンドラでも不死蝶の上から破壊できる。
こういう受動的な効果はカードゲーム的には評価が渋いところですが、ほぼ確実にエメラルドゴキブリバチの起点を作れるという点は見逃せないかもしれません。

エゾゼミ

評価:4/5
4/700/600 「鳴く」:相手はこれ以外の虫を攻撃できない

テイオウゼミから復活させる筆頭候補。
合計値こそ劣るものの「パワー型ナミアゲハ」といったステータスを持っており、相手に思い通りのトレードをさせない「鳴く」は横展開を得意とするテイオウゼミと相性良し。
地味に複数体攻撃への耐性も獲得しています。

ヤママユ

評価:3/5
4/800/700

なんか普通にミヤマクワガタ半歩手前のスタッツがRから出てきて面食らいました。
あっちがちょこちょこ使われてるので、こっちもちょこちょこ使われるかもしれません。

クルマバッタ

評価3/5
4/400/500 「とびだす」

ゴライアス討伐可能ライン。
ゴマダラカミキリは「とびだす」ときは強いのですが、いかんせん攻撃力300は貧弱。
こちらは手札からの使用に耐えうる数値なので、耐久面と相談ですね。
(そこを考えると1コスとびだすに軍配が上がる気もしますが……)

ロードハウナナフシ

評価3/5
5/1200/800 「擬態」

このステータスで2度戦闘が行えるのはそれだけでハイリターン。
しかもしれっと「蚊遣り火」以外の除去を耐える体力も備えています。

オオコノハムシもですが、これほど高水準なステータスを許されているのは、大型と「擬態」の相性は良いとは言えないからだと思います。
「擬態」はランプやミッドレンジでの出番が多くなりますが、「擬態」のサイズが大きければ大きいほど、ゲーム終盤に縄張りをさらけ出すリスクが高まります。

まあそれはそれとしてこいつに擬態王台決められたら禿げ上がります。

カレハバッタ

評価:4/5
2/200/300 「擬態」

攻撃力偏重・下級・擬態!
不要なものを削ぎ落とし、その全てが噛み合ったハイスペック虫です。
惜しむらくは緑の300点で取りたい虫がそこまで居ないところですが、対アグロ性能では「ナナフシモドキ」よりも上回るでしょう。
エメラルドゴキブリバチの起点になる事に注意(1敗)

プラチナコガネ

評価4/5
1/200/200 「シロガネタックル」:この攻撃で縄張りを引かせたとき、相手のエサを一枚裏返してよい。(裏返したエサは色を持たず、虫の技やカードの効果で選べなくなる)

各種踏み倒し召喚のメタ効果を備えた下級です。
玉響」は「蜉蝣」と違って手札に上級を抱え続けなければならない点でやや評価が劣り、前環境では蜉蝣のみ採用の構築も多く見られました。
しかしこのカードの登場によって「蜉蝣」で召喚を狙う場合も迂闊にエサ場にカードを置くことが難しくなり、「玉響」同様のリスクを背負わされることになります。
そしてなぜか「虫時雨」が一番苦しい立ち位置に立たされました。うけますね。

使われる側としては、プレイを歪ませてまでケアするかどうかは今後の採用率次第ですが、主にアグロ系での採用と思いますので「最初の1~2ターンだけ様子を見る」ぐらいでいいと思います。
ちなみにこいつもゴキブリバチに悪用され、効果まで使われかねないので気をつけましょう。

トビイロウンカ

評価4/5
1/200/100 「とびだす」

1コス「とびだす」サイクルの緑。
大体言いたいことは前の2体で言ったので説明不要。

シロオビアワフキ

評価:2/5
1/500/- 「泡のまもり」:これは攻撃できない。相手の術の対象にならない。

「花の壁」みたいなものです。
倒されたときに縄張りのかわりに山札を引く、とかでもあれば面白かったのですが。
術耐性を活かして要塞化+判定勝ちなども狙えそうですが
各種ムカデ毒やコーカサス、アトラス等の抜け穴も多く、相手の縄張りをどう奪うかなどの問題もあり少々難しいですね。

術/強化

蟲祓いの煙幕

評価:4/5
0/-/- 術:ターン終了時まで、相手は縄張りを引いた時「とびだす」を使えない

0コストでこれをやってきたか、という感じ。
個人的にはリーサルターンの縄張りはけっこうな場合「最後の1枚」で引かないと意味が薄い(とびだした虫を倒されても縄張りを引かされるため)と思っているので、途中で出てきた「とびだす」で止まりやすいウィニー系ワンショットでの採用が最右翼でしょうか。

蟻の収穫

評価:1/5
0/-/- 術:エサ場の術カードか強化カードを1枚選び、手札に戻す

「術・強化」版の「斑猫の手招き」。
これ系の効果を内蔵した虫が来たら強そうですね。


蚰蜒の足切り

評価:4/5
0/-/- 強化:この虫が虫の攻撃を受けたとき、受けたダメージを0にし、これを破壊する。

1回限りで術も防げませんが、「即席アレクサンドラ」化でき、悪くない感触です。
現状「電気虫の稲妻(1000点)」以上の定数ダメージ術もありませんから、5コス帯ぐらいの虫にこれを使われるとこれがなかなか厄介です。
ミッドレンジ・ランプ系でテンポ破壊されないためには、こういう術や擬態系をうまく活用して盤面維持を図りたいですね。

無欠の息吹

評価:3/5
1/-/- 強化:この虫は色によるニ倍のダメージを受けない

弱点を突かれなくなる、システム介入カード。
等倍ダメージで突破されにくい「大きい虫」ほど恩恵を受けられますが、別途1コストかかってしまうので少々使い所を考える必要アリ。
空の盤面にプレイできれば、かなり居座り性能を高めてくれます。



まとめ

新カード考察・評価は以上となります。
長文となりましたが、最後までご覧頂きありがとうございました。

第二弾はどれも使ってみたくなるプレイバリューの高いカードばかりで、新規カードは1弾の半分の種類ながら、遊びの幅がグンと広がりました。
この記事が多少なりとも皆様のデッキ構築の一助となれば、幸いです!

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