晩酌。
愛知の蔵元である伊東が醸す「敷嶋 冬椿(しきしま ふゆつばき)」無濾過生原酒 季節限定酒 R4BY。
敷嶋の蔵には熱田神宮から寄贈されたと言われる椿があり、晩秋から早春にかけてピンク色の花を咲かせます。
椿の花言葉は「控えめな美しさ」。
この季節ならではの味、是非お楽しみください。
「敷嶋」とは、愛知県半田市亀崎町の伊東合資会社にて製造されていた日本酒。
江戸の国文学者本居宣長の詞「敷嶋の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花」の枕詞から「敷嶋」の名前は生まれました。
手掛けていた卸会社の不調等から、平成12年(2000年)に200年超の歴史に、いったん幕を閉じます。
時は令和2年(2020年)、伊東家9代目伊東優の手によって、愛知県半田市の敷嶋は復活を遂げます。
三重県名張市の福持酒造場様(銘柄:天下錦)にご協力を頂き、タンク1本の「敷嶋 0歩目」が誕生したのです。
「0を1に変える」「亀崎での酒造りが1からのスタートライン」、
そういった想いを込め、酒蔵復興を決意した「0歩目」と名付けました。
翌年には「半歩目」、1歩目を踏み出す前の僅かな、でも確かな歩みを実感し、「半歩」と名付けました。
1度は返却した清酒製造免許、縁と縁とが繋がり、令和3年3月に再取得します。
2021年12月1日、長い時を超えて半田市亀崎町に、清酒製造元 伊東が帰ってきました。
そして2022年、「敷嶋 1歩目」が無事、醸されるに至っています。
目指すは「食卓にあって当たり前のもの」、これからも敷島の挑戦は続きます。
アテは塩辛。
記事を気に入って下さったら、サポートをお願いします。 次の一本を購入する際に役立たせて頂きます。