桂 たかし

人生において前例はそんなに大切か 他人が敷いたレールは必要なのか 他人の作った道が…

桂 たかし

人生において前例はそんなに大切か 他人が敷いたレールは必要なのか 他人の作った道がそんなに大事か 自身が気持ちいいだけでいいのか 自身が楽しければそれで良いのか 私は安定も安心も求めない 2021/01/01記

最近の記事

晩酌。

新潟の蔵元である峰乃白梅酒造が醸す「峰乃白梅(みねのはくばい)」純米酒 生貯蔵酒 R5BY。  「地元に愛される蔵(会社)になりたい。」その想いで酒造りを続けている、蔵元。  蔵の歴史は寛永年間(1624~1643年)、徳川幕府は3代将軍家光の頃。  越後三根山藩に酒を献上したとの記録が残っていて、創業380年以上。  代表銘柄を『峰乃白梅』としたのは、1979年のこと。  隣町の漢学者・斎藤而立庵師より贈られた漢詩から引用しており、品質では山頂を目指して「峰」を、味わい

    • 晩酌。

      伊勢原市の蔵元である吉川醸造が醸す「雨降///(あふり)」純米酒 水酛生原酒 無濾過 90%精米 R5BY。  新体制になった2020年から始まった新ブランド、雨降(あふり)。  開始当時、某社と係争事案に発展しそうになり話題になりましたが、その後、どうなったのだろうか。  水酛造りは室町時代に始まった日本酒の酛造りの製法、、乳酸や酵母は無添加。  兵庫県東条産山田錦を精米歩合90%にて使用しています。  ちなみに、ごはんとして使われている飯米の精米歩合は、一般的に82%

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        長野の蔵元である角口酒造店が醸す「北光正宗 金紋錦(ほっこうまさむね きんもんにしき)」特別純米酒 R5BY。  新潟県との県境、日本有数の豪雪地域長野県飯山市に所在する県内最北端の蔵元は、明治2年(1869年)創業。  創業者の「地元の人たちに愛されてこそ本当の地酒である」を理念としています。  北光正宗は、北の夜空に光輝く柄杓型をした北斗七星より命名されています。  厳寒の澄みきった空気と、日本有数のブナの原生林をいだく麗峰である鍋倉山より湧き出でる清らかで豊かな水と

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          新潟の蔵元である白龍酒造が醸す「白龍(はくりゅう)夏吟醸(なつぎんじょう)」純米吟醸酒 R5BY。  白龍は天保10年、1839年に創業して180年。  兵庫県の丹波杜氏、岩手県の南部杜氏と共に「日本三大杜氏」と言われる新潟の「越後杜氏」にて酒造りを続けています。  蔵元は船にかかわる家業に携わってきた末裔であり、海の神様をあらわす『龍』の文字を入れ、この地での繁栄を祈って「白龍酒造」と名づけたそうです。  夏の暑い時期向けに、冷やしてさっぱりと美味しくお飲みいただけるよ

          晩酌。

          相模原の久保田酒造が醸す「相模灘(さがみなだ) 相模原×山田錦」純米酒 R5BY。  創業1844年(弘化元年)の久保田酒造、創業180年目の挑戦。  今年で3年目になる、地元の相模原市で収穫した酒米『山田錦』にて醸した純米酒。  割水をせずにアルコール度数を調整しない完全無濾過原酒、冷して良し、燗付けして良し、割って良し。  吟醸造りをベースにしながら今年は少し甘さと香りを出し、柔らかなお酒に仕上がっています。  生産量が非常に少なく限られている為、見つけたら買わないと

          晩酌。

          厚木の蔵元である黄金井酒造が醸す「純米酒 旋 TSUMUJI 2024」純米酒 伊勢原産五百万石 R5BY。    神奈川県の厚木・伊勢原エリアにおいてはじめてとなる酒米づくり、日本酒づくりに挑戦しした「厚木・伊勢原酒米プロジェクト」第一弾。  初めての酒米造りとして選んだのは、五百万石。  出来るだけお米の味を残す為に精米歩合は70%、扁平精米という手法で精米しています。  使われた酵母は、昭和38年~昭和52年の14年間しか頒布されていない、幻の協会酵母と言われる協会

          晩酌。

          山梨の蔵元である山梨銘醸が醸す「七賢(しちかん) 純米 活性にごり」純米酒 ひとごこち R5BY。  七賢が提案する新たな泡の世界、「活性純米 花水香」  2015年より磨き上げてきたスパークリング製法。  現在は七賢の代名詞とも言われるほど成長しています。  過度に精米しないことで、米の旨味をオリにまとわせ、  クラシカルな吟醸酵母を使い、丸みのある味わいに仕上がっています。  暑い夏でも飲みやすくするためにアルコール度を下げた夏酒、さらにスパークリングですっきりと楽

          晩酌。

          宮城の蔵元である森民酒造本家が醸す「森民(もりたみ)」純米酒 R5BY。  森民総本家は江戸時代ペリー来航の4年前、1849年に創業。  創業以来守り続けた「森乃菊川」に加え、新たな時代を切り拓く「森民」を代表銘柄としての販売を開始しました。  「森乃菊川」は、初代民蔵が教えを乞う江巖寺の美しい菊の花と、荒町に流れる広瀬川の清らかな水を由来して命名。  南部杜氏が伝承する巧みな技術を引継いだ蔵人によって、現在も一本、一杯、一口に想いを込め造られています。  そして新たな

          晩酌。

          岩手の蔵元である赤武酒造が醸す「AKABU(あかぶ)」純米酒 R5BY。  1896年(明治29年) 岩手県大槌町にて創業。  2011年(平成23年) 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による津波のため本社工場流失。  2013年(平成25年) 岩手県盛岡市に「盛岡復活蔵」を建設。  2014年(平成26年) 創業者の孫である古舘龍之介氏が六代目杜氏になり、AKABU赤武ブランドを立ち上げる。  ラベルはデザインの仕事をしていた蔵人が自ら書き上げ、赤武酒造の名前から赤

          晩酌。

          三重の蔵元である福持酒造場が醸す「天下錦(てんかにしき)」特別純米酒 おりがらみ 生酒 R4BY。  生産量極々わずかの限定滓がらみバージョンの特別純米酒。  昨年(R3BY)は7号酵母に本醸造、今年(R4BY)は純米酒にて醸しています。  香りはパイナップルや柑橘果実を想わせ、シルキーでジューシーな優しい旨味の味わいからは杏仁豆腐を想わす。  まさに『かるく』『うまく』『さわやか』な天下錦の一杯。  抜栓すると二日であけてしまうほど、大好きな銘柄。  相場より安い値段と

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          秋田の蔵元である日の丸醸造が醸す「まんさくの花 愛亀ラベル(あいかめらべる)」純米吟醸酒 R4BY。  日の丸醸造が亀の尾で醸す日本酒は6種類あり、愛亀ラベルはその中で唯一、愛山と亀の尾を同じタンクで発酵させた特別な日本酒。  愛山特有の甘みと苦渋感、亀の尾特有の酸味や旨味のバランスが良く、含みは綺麗ながらも後味が複雑です。  全酒米の中でも特に溶けやすい愛山と特に溶けにくい亀の尾のコラボレーションが愉しめます。  特別な日本酒だから特別な場所で販売されているわけではあり

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          新潟の蔵元である高千代酒造が醸す「高千代(たかちよ)」辛口 純米酒 扁平精米 素濾過火入れ R4BY。  蔵元がある新潟県南魚沼市は県内屈指の豪雪地帯であり、全国的にも有名な米どころ。  日本百名山のひとつ、巻機山(まきはたやま)の麓に位置し、『多くの人が「千代に八千代に」栄えるように』という願いのもと、  明治初年に初代蔵元が清酒「高千代」と命名し、高千代酒造として創業されました。  代表的なブランドとして『高千代』『たかちよ』『Takachiyo』があります。  高千

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          千葉の蔵元である寒菊銘醸が醸す「寒菊(かんきく)Monochrome 2023」純米大吟醸酒 無濾過生原酒 R5BY。  寒菊銘醸が年に一度だけ醸す、無濾過原酒にこわった超限定Occasionalシリーズ。  「情景」や「想い」にフォーカスし、四季とはまた違った視点で日常をオケージョナル(特別な瞬間)に彩る味わい。  コンセプト毎に適した酒造好適米を選定し、華やかな設計のもと徹底した温度管理と出荷体制にて展開されています。  昨年からお米が山形県産米「山酒4号」に変わり、

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           愛媛の蔵元である成龍酒造が醸す「伊予賀儀屋(いよかぎや) MASHIRO」純米酒 無濾過 R4BY。   イメージしたのは軽くて旨く、優しいお酒。  果実感もあり旨味と酸味バランスのいいお酒。  日本酒度”-6”という数値が示す通り、今までの伊予賀儀屋には無かった新たな味わい。  あえて使用米・使用酵母ともに非公開。  前回は、何にも染まらない黒である、漆黒ラベル。  今回は、何にでも染まる白である、MASHIRO。  黒と白は数ある色の中で原点の色。  黒より黒い美

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          福井の蔵元である一本義久保本店が醸す「一本義(いっぽんぎ)辛爽リミテッド」純米吟醸酒 生詰 越の雫 R5BY。  蔵元が位置する福井県勝山市、日本国内で最も恐竜の化石が発掘された奥越前と称される雪深い盆地。  霊峰白山の懐に抱かれた豪雪地帯は、酒米「五百万石」の国内有数の生産地として知られています。  近年では、福井県独自の好適米である「越の雫」「さかほまれ」も作付されています。  製糸業から転じて酒造りを始めたのは、1902年(明治35年)。  「一本義」は、禅語「第一

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          新潟の蔵元である新潟銘醸が醸す「N-888(えぬはちはちはち)」純米酒 R5BY。    昭和13年(1938年)、新潟県長岡市で機那サフラン酒(薬用酒)を製造していた二代目吉澤仁太郎らが中蒲原郡村松町(現五泉市)に二つの酒蔵を集約し、新潟銘醸株式会社を設立。  米、水、人、そして環境の4つにこだわって酒造りされています。  米は新潟県産米。  越後が誇るの「越淡麗」、農家の人にお願いして契約栽培を行っている、特別製の酒米です。  水はミネラル(鉱物質)の少ない軟水。