分けて洗う?!外に干さない?! オランダのお洗濯
先日、食洗器の記事で、オランダやヨーロッパの硬水問題について書きましたが、今回は「お洗濯」についてシェアしたいと思います。
まず洗濯機を設置
引っ越してきたばかりの時は、洗濯機はありませんでした。
<引越し当初の様子>
キッチン左の空いているスペースが洗濯機置き場です。
水道の蛇口とホースを入れるパイプは付いています。
設計ミスなのか、コンセントの差込口がありません。
縦型洗濯機をずっと使ってきたので、「パンがない!水が漏れたらどうするんだ!」と思いましたが、ドラム式洗濯機はパンが必要ないのですね。知らなかったです。家電量販店も見に行ってみたのですが、9割以上がドラム式でした。
今回洗濯機は、ネットショップで購入しました。
乾燥機能は付いていなく、8kgまで洗える洗濯機です。
さて、配達と同時に設置してもらえるプランにしたのですが、ホースを縦にいれなければならないらしく、そのジョイントパーツを事前に買っておかなければならなかったそうで設置してもらうことができませんでした。
ジョイントパーツは、度々お世話になっている、ホームセンターの「Praxis」で購入することができました。その他に接着剤もいっしょに購入しました。
無事設置できました!
電源が近くに無いので、延長コードなのが残念です。。
最初はホースとジョイントパーツの間から水が漏れてしまっていましたが、糊を何度か塗り重ねることによって解決しました。
<生活感が出てきたキッチン。これが今のところ定位置です。>
お洗濯の仕方【洗剤編】
スーパーやドラッグストアには、たくさんの種類の洗濯用洗剤が並んでいます。
<スーパーの洗濯用洗剤コーナー>
「カラー用・白物用・黒物用」?
調べてみたところ、オランダでは洗濯物を分けて洗い、それぞれ別の専用洗剤を使うそうです。
最初知らずに適当な洗剤を買って、まとめて洗っていたら、白いTシャツがくすんでグレーっぽくなってしまいました。
硬水の中に含まれるミネラル分が洗剤などと結合して、「金属石鹸」と呼ばれる石鹸かすに変化してしまうからだそうです。そして、この「金属石鹸」はお洗濯の洗浄力を低下させてしまい、さらに洗濯機や衣類に新たな汚れとして付着してしまいます。この汚れが蓄積されると衣類が黒ずんでくるそうです。
Universal洗剤を発見!
そうはいっても、3つに分けて洗うなんて、めんどくさすぎます。
ということで、カラーと黒物は一緒に洗うことにしました。これはさほど問題なかったです。
問題は白物です。白物洗剤には、漂白剤が入っているそうで確かに白く仕上がりました。
洗剤がなくなって新しい物を探している時に、ecoverのUniversal洗剤(オールラウンドに使える洗剤)に出会いました!汚れを落とすのはもちろん肌にも優しく、香りも強過ぎず心地良いです。
ecoverは、食器用洗剤も使っていますが、自然な香りでお気に入りです。
また、硬水は沸騰させると軟水に近くなると言われているため、洗濯機の水の温度はなんと90℃まで上げられるようになっています。この洗剤は低温でも洗濯可能なので、普段は40℃くらいで洗っています。(高温過ぎると衣類が傷んでしまうため。)
お洗濯の仕方【物干し編】
お洗濯は家の中で干します。ベランダなど外に干している人はほとんど見かけません。もしくは乾燥機を使います。
家では、Actionで購入した、折り畳み式の洗濯干しを使っています。
こんな感じでタオルやお洋服などすべてかけていきます。8kg満タンでお洗濯をすると、これがちょうど埋まるくらいです。
オランダの気候は湿度が低く乾燥しているので、バスタオルなども1日で乾きます。というか、柔軟剤を使っていないのでバリバリです。
シーツや布団カバーもここにかけていますが、問題なく干せています。
お洗濯の仕方【セーター編】
ウール用の洗剤もあります。洗濯機で洗うこともできますが、劣化が心配なので、洗面所で手洗いしています。
これもecoverのものなのですが、とても残念なことに私の苦手なメロンの香りでした。。
このように平干しできるので、少しずつ洗っています。
硬水のメリット・デメリット
残念ながら、お洗濯にも、硬水はあまり適していないようですね。
また、硬水で髪や体を洗うと乾燥や肌荒れを起こしてしまうことも…
前回の食洗器のことといい、硬水のデメリットばかりを話してしまいましたが、もちろん良いこともあります。
軟水と硬水の違いは、「硬度」の違い。つまり、カルシウムとマグネシウムの含有量の違いです。硬水は硬度が高く、飲むと重く感じられます。
ダイエットや便秘解消効果、料理では肉の臭みを消したり、煮込んだ時にアクが出やすい、また血液をさらさらにする効果があると言われていて、動脈硬化を予防して、心筋梗塞や脳梗塞といったリスクを減らすことが期待されています。
食洗機についての記事はこちらをご覧ください↓
以上、硬水にまつわるお話でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。