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幸せは、ひと手間から始まる

こう肌寒い天候が続くと、氷入りの冷たい飲み物から完全にホットに切り替わりました。

大好きなアイスコーヒーと炭酸水は、しばらくお預けとなりそうです。最近は、コーヒーと紅茶、そしてどくだみ茶を楽しんでします。


どくだみ

日本中どこでも、庭や道端など湿ったところに生息しています。生命力がやたら強くて雑草扱いされてしまう多年草ですが、日本の三大民間薬の一つなんです。デトックスやダイエット効果があるとされています。

どくだみ 


自宅の庭や畑の日陰に、6月くらいから勢いよく群生しはじめました。梅雨が終わる7月上旬くらいにどくだみを収穫。天日干しをして乾燥させてから冷蔵庫に保存。


昨日になって、
そうだ!冷蔵庫に 乾燥させたどくだみがあったわ。と、ふと思い出して昨日からどくだみ茶を飲み始めました。


どくだみ茶は、ドラックストアやネットで買えますが、今回初めて自分で手作りしてみました。


いつもだったら、欲しいモノがあれば手作りせずに買うことが多かった私。あえて、手間ひまかける、面倒くさいことをする意味をちゃんと見出していなかった過去。


私は、お金で時間を買うことが多かった。

欲しい結果を最短で手に入れることが幸せ

だと思っていました。長いプロセスをちまちま踏むなんてイヤだったので、だから一生懸命に働いてお金をたくさん稼ぎたかった。


仕事や生活で発生する手間・不便・面倒は時間のムダ

結果が全て、しかも最速で。


こんな価値観で長く社会人として生きてきたので、時短・便利・手軽さを追求するクセが染みついていました。


お金を支払うことで浮いた時間は何に使われたかというと、ストレス発散、睡眠、残業の時間に消えていきました。

時短・便利・手軽さを手にすることはできたけれど、それと引き換えに人生(プロセス)を楽しむ経験を失ったのです。

本当は、生きること、生活することをもっと味わいたかったと後悔しています。



◇ ◇ ◇

さあ、初めて作ったどくだみ茶のお味は?

どくだみ茶葉(左)   どくだみ茶(右)


さすがにコーヒーや紅茶ほど美味しくはない!(笑)
もともと薬草なので、こんなもんでしょう。でも身体には良さそうに感じます。


それほど美味しくはないけど、
①収穫 → ②天日干し → ③冷蔵庫に保存 → ④ 葉と茎を細かく切る → ⑤煮だす → ⑥飲む

この一つひとつの工程が楽しい。


失敗しても、下手でも、思うような結果が出せなくても、プロセスそのものに価値があり、心が豊かになる。



もちろん、手間だし、面倒だし、時間がかかります。
でも、一つひとつがもうただのプロセスではなくなり、”心が豊かになる”という結果に変化している。


◇ ◇ ◇

私は長い間、欲しい結果を早くゲットすることに躍起になり過ぎていました。プロセスを味わい楽しむことを放棄してしまっていた。



素晴らしい景色が全面に広がっていたのに、前方しか見向きもせず全速力で走っていたという(笑)。


幸せとは、
結果をインスタントにたくさんゲットするだけでなく、

人生というプロセスを

時間をかけて自分でデザインしていくこと


デザインというと大げさに聞こえるかもしれないけれど、
それは小さなひと手間から始まる。


結果を急ぐことから、プロセスを味わうクセをつける。



例えば、できる範囲の小さなひと手間(例)|
ベランダでハーブを育てる、ホットケーキを焼く、いちごジャムを作る、花を生ける、アロマオイルをブレンドする、ぞうきんを手縫いする、手書きのポストカードを贈る etc


やることはいたって地味だけど、これがいいトレーニングになって、幸せ感度が爆上がりするのです。


こうして私は、時間をかけてですが、
「結果が全て、しかも最速で」の長年の呪縛から解放されるのです。


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