『左脳』の休憩タイム。
昨年暮れに、右手の親指の爪に縦一直線にうすく亀裂が入ったんです。今までにないことで、ちょっとびっくり。
決して大げさなものでもなく、ただ水仕事をする時に鈍い痛みがあり、指先を使わない日はないから、ゆっくりでしか治っていかないもどかしさを感じていました。
右手親指の爪の回復を早めるために、左手にもっと働いてもらうことにしました。ただ、いざ左手をなるべく使うようにしてみると、思っている以上に、日々右手ばかり使っていたことに気づきました。
私の左手は、働き者の右手とちがって苦労知らずの顔をしています(笑)。ペンだこもなく、しもやけや怪我の跡もなく、浮腫みもありません。
右手の存在の大きさとありがたさを感じたと同時に、右手ばかり使う生活に、ふと立ち止まって考える機会をもちました。
よくよく考えたら、私は全て右利きではありません。
利き手と利き足は『右』なんですが、利き耳と利き目が『左』なんですよね。利き耳と、利き目がわからない方は、ググれば簡単に調べる方法がいっぱい出てきますよ。
私は、全てが右利きではないので、左右の脳をまんべんなく使っていることにはなっているみたいなんですが、でも、完全に『左脳』優位な生活になっています。
ここでちょっとおさらい。
感じるより、思考の時間が圧倒的に多い。
だから、インスピレーションやひらめきがなかなか降りてこない日もある。あれこれ思考まみれになって、リラックスできない日もある。
なにより、もっと幸せに敏感になりたい。
今回、右手親指の負傷がキッカケだったんですが、もっと左手を使って、感覚をつかさどる『右脳』を活性化させていきたいと思いました。逆に、右手の稼働を少し抑えることによって、『左脳』には休憩を与えたい。
でもですね、さすがに「字を書く」「包丁を使う」は、右手じゃないとムリなので、それは今まで通り。
時間があって、心の余裕があって、気づいたときにだけ左手を使います。(よく忘れますが・・・)
簡単なところでいうと、
食器を洗う、蛇口をひねる、歯磨きする、お風呂で体を洗う、リモコンを使う、スプーンでゼリーを食べる、ドアを開ける、本のページをめくる、コーヒーに入れたミルクをかき混ぜる、霧吹きを使う、パンにバターを塗る etc..
これ全部、今までずっと右手にやってもらっていました。いざ左手でやると、最初はちょっと変な感じですが、慣れるとだんだん気にならなくなる。
あと、ピアノを弾くのももしかしたら、イイ感じの右脳活性化になっているのかもしれません。そう思ったら、練習のモチベーションが上がりますね。
今まで、『左脳』優位な生活を長年おくってきたから、左右のバランスが取れるように左手にもうちょっと活躍してもらおうと思います。
そして、小さな幸せをストレートに、
もっと深~く、たくさん感じられるようになれたらいいな ♪