使い切る生活、スカッと気持ちいい
断捨離、捨て活、持たない暮らし
を日常に取り入れてシンプルライフを送っている方、結構いらっしゃると思います。世間的にも、所有という価値が見直されていますよね。
社会・企業も、流行に乗り遅れないようにと サスティナブルな取り組みをはじめています。が、相変わらずいろんなメディアを駆使して、私たちの購買意欲を過剰に掻き立てる企みは継続中。
も~、おとなしくしている私の物欲を、
”これでもか!”とあらゆる手を使って刺激してくるので、ホント困りますわ(笑)。
私の構築中のシンプルライフを壊されないように、外敵からちゃんとディフェンスしていかねばなりません。
◇ ◇ ◇
さて、まだ不安定な私のシンプルライフですが、
断捨離、捨て活、持たない暮らしのキャリアが少しずつ積み上がってまいりました。
身の回りのモノはある程度まで減らせてきたので、現在は、今手元にあるモノたちを
使い切る = 使命を全うさせる
活動にいそしんでいます。
使い切り(使命を全うさせる)活動の対象
特に「衣類」
は、多くのポテンシャルを持っています。
例えば、
私が前職でスーツのインナーとして出番が多かったカットソー。襟ぐりが伸びてきていて、色が褪めているけどまだ服として十分活躍できる。
「仕事着」だけで彼女(カットソー)のキャリアを終わらせるのは忍びない。もちろん、第一線で人前には出ることがはばかれるが、家で着る「部屋着」としてだったら、活躍の場が用意されている。
そう、彼女(カットソー)のセカンドキャリアは「部屋着」。やがて、服としての機能が失われたら、最後は「ぞうきん」として拭きそうじの場で幅広く貢献していいただく。
1st キャリア: 仕事着
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2nd キャリア: 部屋着
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3rdキャリア: ぞうきん
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引 退
私は、モノのポテンシャルと使命を見抜き、
モノのキャリアステップを考えて伴走することが大好きってことに、気づきました。
モノからしたら、私が勝手にこき使っているようですが、いや絶対に喜んでるはず!
モノが無事に使命を果たし、最後にさよならを告げて見送ることが、すごく清々しくて、心が満たされるのです。
ずっと活躍する場がなく使命を果たせぬまま、要らないモノとして処分されるのが心苦しい。そして、もう1つ私には、ヘビー級の使い切り途中なものがあるのです。
ピアノ
果たしてこの大きな消耗品(?)は、”使い切る” 対象なのか、それとも ”一生モノ”として、私と最後まで人生を共にするものか、今の段階ではわかりません。
ピアノの寿命は30年と言われています。
でも、10年ほど弾いただけで、それから20年以上はほとんど誰にも触れられてこなかった我が家のピアノ。
まだ、彼女(ピアノ)は寿命の30歳をとうにすぎましたが、使命を全うしているとは思えません。だからなのか、突然ピアノが無性に弾きたくなり、今年4月から毎日必ず触れる時間を持つようになりました。
◇ ◇ ◇
ここでハッと気づくのですが、私は「衣類」や「ピアノ」に
自分自身を投影
しているのです。
どうやら私は、自分自身も使い切りたい!
と思っているようです。
持っている全てのポテンシャル(可能性、才能、気質、特長、運)を、最大限に使い切ってから、安らかに天に召されたいようです(笑)。
これからも彼女(ピアノ)と励まし合って、ピアノも自分も各々の使命を全うできる人生を歩んでいきたいと思います。
こうして、シンプルライフにますますのめり込む今日この頃です(笑)