昔観た夕焼けを思い出していた2024年の春。
先日、この春から中学3年生になる息子と中野ブロードウェイに遊びに行った。
2人共にDCやマーベル関係、日本のSFも好きなのでそれらのフィギュアを見た。
本屋さんにも行った。
楽しかった。
夜は食事に行く。
あらかじめ息子は「ハンバーグが食べたい、チーズ入って美味しいやつ」
と言っていたので
それなら近所に美味いハンバーグのレストランがあるのでそこに行こうと決めていたのだが、息子の気が変わったのか
中野ブロードウェイのまんだらけ店内で突然
「ハンバーガーが良い、やっぱりハンバーガー」と言い出す。
と言うことでディナーはファーストフード店に入った。
ハンバーガーとポテトをコーラで胃袋に流し込む息子。
ボクもハンバーガーとポテトをアイスコーヒーで流し込む。(本当はアルコールがよかったが)
けっこう腹一杯になった。
最近は特に何も話さないが
何も話さなくても息子がスマホを見ながらもくもくと何かを食べている姿を観るのが好きだ。
ボクは人が楽しそうにご飯を食べている姿が好きだ。
妻のtamamixも好きなものをニコニコしながらパクパク食べるのでそれを見ていると幸せだ。
別に息子と会話がなくても良い。
食ってるし、元気だ。
もっと食べろ、と思う。
昔から息子とどこかに遊びに行っては
ファーストフード店やレストランでご飯を食べた。
いつも2人だった。
回転寿司にもよく行った。
小学校に入るか入らないかぐらいの時の息子は
ハンバーグのお寿司が好きだった。
ボクはサーモンが好きなので、当時はほとんど トロサーモン、普通のサーモン、炙りサーモン、アボガドサーモン、玉ねぎの乗ったサーモン、デカいサーモン…これらをローテーションだ。ヘビーローテーションだ。
まさに回転するサーモンランだ。
ほどなく息子がたのんだハンバーグ握りも回ってくる。
当時は食べながらいろんな話をした。
今度観たい 映画の話。
勉強の話。
友達の話。
たくさん食べてお店の外にでたら
夕焼け雲の空だった、憶えてる。
息子と手を繋いで空を観た。
そんな事をファーストフード店で思いだしていたら
ボクの脳がグルリンパして自分が小さい時
父の二郎と観た夕焼け空がフラッシュバックした。
ボクの小さい頃観た夕焼け空は
太陽が沈む西の空はオレンジやピンクになり
反対側の東の空は完全な暗いブルーになっていた。
真ん中の空が完全なシンメトリーになり、
夜のブルーと焼けるオレンジがはっきりわかれているのを
二郎と見上げた記憶がある。
手は繋いでいなかったが。
ボクは父と手を繋いだことがない。
あんな空 何処で観たんだっけ?
思い出せない。
家の近くじゃない、
どっか行ったときだなぁ。
果たしてあんな空、ほんとに観たのだろうか?
脳が記憶を美化したのか?
だが息子と観たその思い出の夕焼けは現実だ。
ボクはそれをいつまでも記憶する。
いつまでも。