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「他者」と働くということの難しさと対話の重要性

他者と働くということは非常に難しい。
自分自身が新人時代、プレイヤー、マネージャーのようにいくつか役割を経験している中でも、それぞれの役割において不満や上手くいかないポイントは非常に多くある。

上司部下関係無くお互いに「思い通りにいかない」と思っているのではないだろうか。

だが、その思い通りにいかないのが、「他者」と働くということであると思うし、だからこそ自分だけでは得られない成果を出すことが理想的には出来るのだと思う。

今回は「他者」と働くということの難しさと対話の重要性について下記の書籍を読み感じたこと・学んだことを防備録としてまとめておきたい。

※例のごとく書籍のまとめでも要約でもなく、読んだ上での自分の考えなので、悪しからずご了承ください。。

他者と働く上で”わかりあえなさ”は前提にあるべき

他者と働いているということは、自分だけで働くということではないというのはあたり前過ぎるが、実はあたり前になっていないような気がする。

どうしても何故思い通りに動いてくれないのか?といった部分から不満に繋がり、そこから組織が崩壊していくというのはよくある話である。
以前関わっていた組織系のコンサルでも、人事の方の悩みでよくあったのが、上司ー部下の関係性であったり、評価に対する不満があるといったものが多く、1on1の導入や評価制度・人事制度の再設計などのお話も多くあったのがそれを物語っている。

これらの課題は、超大手企業だけでなく、スタートアップ企業でも同じで度の組織でも陥る内容でもある。それは常に上手く思い通りに動かそうと思ってしまっている前提があるのではないだろうか?

そもそも何故「他者」と働くのか?

では、そんなそもそもわかりあえない「他者」と何故共に働くのだろうか?
今の時代、生きていくのに十分なお金は一人でも稼げるような世の中にも鳴ってきている。

そんな中で多くの人が力を合わせ共に働くのは、自分一人だけでは、成し遂げたい成果に到達出来ないと言うことを知っているからであると思う。

成し遂げたい成果は会社の目標でもあれば、個人の給与というレベルまで色々あると思うが、全てにおいて一人だけでは成し遂げられないから他者の力を借りているはずである。

にも関わらず、他者を自分の思い通りに動かそうというのは、本来の目的からするとおかしい話である。

対話=新しい関係を築くこと

そのわかりあえない難しさがある中で、大事なのは他者との関係性をより良くしていくことである。

今回の書籍では、その関係再構築自体が対話であると述べられている。
対話=1on1 などといったhowの部分ではなく、関係を築くための全てが対話になるということだ。

これは凄く面白く、難しいと感じた。
対話が重要なのは勿論であるが、この関係構築自体が難しいのでどうすればいいのだろうか?

対話のためにはとにかく観察が大事

大事なのは、ナラティブ(その人の物語)であるということであった。

思い通りに動かないというその背景には、他者の存在があると先程も記載したが、その他者が何故動かないのか、もしくは動けないのかの部分をよく把握する(観察する)という作業をしないまま、自分の意見だけを押し通そうとしてしまっているケースも非常に多いと思う。

それでは、関係性は変わらない。

よく観察し、溝があることを深く理解し、その上で適切なタイミングを見計らい橋をかける作業をおこなっていく

これが本当に重要になってくる。

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(画像:書籍から引用)

対話で出てくる5つの課題

しかし、対話を意識すればするほど課題が出てくる。
その課題は下記の5つである。

①気付くと迎合になってしまう
②相手への押しつけになってしまう
③相手と馴れ合いになる
④他の集団から孤立する
⑤結果が出ずに徒労感に支配される

もう少し詳細をみていくことにする。

①気付くと迎合になる

相手のことを観察しようとすればするほど、相手の言うことを受け入れようとしてしまうことがある。

本から文章を引用するが、

自分の考えを尊重せずに、相手の考えのとおりに自分の考えや行動を変えることを意味しています。これは、相手へ隷属すること、自らが気付いた課題意識や問題点を見ないようにすること、すなわち、諦めることを意味しています。

ということである。
つまり、迎合=自分の考えへの諦め なのである。
こうはならないように注意することが大事である。

②相手への押しつけになる

先程自分の考えを尊重しようという趣旨の内容を記載したが、そこが強すぎてしまうと、今度は相手への押しつけになってしまい、相手の意見をねじ伏せることになってしまう。

これは対話のもともとの目的に到達しないためしないように気をつけないといけない。

③相手と馴れ合いになる

深く知り関係値が出来れば出来るほど、相手のことを知れば知るほど、お互いに踏み込みづらくなる領域が出てくる。

ただ、そのときにも再度対話を重ね、新たな関係性を作って行かなければ組織も人も成長しない。歩み寄ることは大事だが、馴れ合いにならないようにはしなければいけない。

①~③のバランスをどのように取るのか、実践しつつ見極められるようになっていきたい。

④他の集団から孤立する

ある程度回ってくると、組織は順調に行き始めたようにみえるが、ある一部の集団だけで、他の人から見るとついて行けない・・と感じられるようなケースもよくある。

このようになってしまうと、組織間でのお互いの不満は勿論だが、その組織内でも違和感などが言えないまま、無意識てきに考えを諦めてしまっているケースや盲目的に自分たちの組織がいい状態なのだと思い込んでしまうことになる。

だからこそ、とにかく観察をする意識が大事になってくるのだと思う。
(大元の話に戻ったが・・・笑)

⑤結果が出ずに徒労感に支配される

これは対話を意識すればするほど、それが一人であればあるほど陥りがちな課題である。

一人で何とかすることは出来ないので、頑張れば頑張るだけ徒労感に支配されてしまう。

この部分も対話によってまずは味方を作り、徐々に輪を広げていくことが重要なんだと思う。

特にこの辺は、一人で空回りしないように気をつけないと行けない部分である。


まとめ

ということで、今回は他者と働くということと対話についてまとめてみたが、いかがでしたでしょうか?

私は、自己紹介にも書いていますが、多くの人がイキイキ・ワクワク働ける組織の追求をしていきたいと思い活動しています。

今回の内容もその一つのきっかけにすぎないですが、多くの組織で意味のある対話が増えれば幸いですし、私個人としても意味のある対話を生み出せる個人になっていけるよう精進していきたいです!

是非このあたり興味がある方一度お話しましょう!
Twitterもやっているので、お気軽にご連絡ください!

twitter: @katsufuji5

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勝藤洋平 / 理想の社会への挑戦
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